かすかに砂が混じった風が耳をくすぐるアゼルバイジャンの音楽
北はロシア、北西はグルジア、西はアルメニア、南はイランと国境を接するアゼルバイジャン。ここで生まれたアミーロフの作品からは、砂の混じった乾いた風の香りがしてくるようです。情熱的なリズムと東洋的な音のアラベスクを聴いていると、目の前に砂漠を横切るラクダの姿が浮かぶかもしれません。血が踊る世界です。
タワーレコード(2010/05/10)
アゼルバイジャンの作曲家、アミーロフ(1922-1984)の作品集です。父親は有名な「ハナンデ」(ムガーム歌手)で、タールの作曲家・演奏家であり、彼も幼少の時から民謡を聴いて育ち、成長してからは民俗音楽の研究家としても名を成しました。多くの作品を残し、中でもここに収録されている「シュール」は彼の特質をよく表した作品として知られています。即興的で豊富なメロディは、まるで目の前でカラフルな踊りと歌が展開されているかのように、生き生きとしていて、聴く者に底知れぬ力を与えてくれます。とりわけ1973年にモスクワで行われた演奏会では、彼の第3交響曲と、「グリスタン」が演奏され、聴衆から大喝采を浴びたといいます。アゼルバイジャン特有の言語と、クラシック音楽の語法が巧みに融合された音楽は、満場の聴衆を興奮させたことでしょう。
ナクソス・ジャパン
発売・販売元 提供資料(2010/04/07)