フォーマット |
CD |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2010年08月09日 |
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規格品番 |
ODE1150 |
レーベル |
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SKU |
761195115022 |
フィラデルフィア管と、2003-08年に同オケの音楽監督を務めたエッシェンバッハが2007-8年に、チャイコフスキーが悲恋の物語を描いた管弦楽作品等を録音。このアルバムでは併せて、同オケの金管メンバーによる、やはりロシアの作曲家エヴァルドによる金管五重奏曲2つを収録。
&フィラデルフィア管のメンバーによる金管奏者必聴のエヴァルド
エッシェンバッハ&フィラデルフィア管のシリーズ第9弾。2003年から2008年までフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を務めたエッシェンバッハ。最新盤はチャイコフスキーの管弦楽作品と金管奏者にはお馴染エヴァルドの金管五重奏曲を収録。伝説的な演奏を作り上げたエッシェンバッハ&フィラデルフィア管のチャイコフスキー交響曲第4、5&6番に続く熱演を披露しています。シェイクスピアの傑作「ロメオとジュリエット」。チャイコフスキーは1869年の第1稿から約10年かけて練り上げ、現在は1880年の最終稿が演奏される事がほとんど。世界中の誰もが知っている恋愛悲劇を音楽で細かく描写しています。チャイコフスキー特有のロマンティックな旋律を、エッシェンバッハお得意の濃密かつ濃厚な表現で描き出しています。後半のクライマックスシーンのロメオとジュリエットのテーマでは、一層劇的に盛り上がり鮮烈な印象を残します。「弦楽のためのセレナード」はオーケストラの実力が表れる緊密なアンサンブルを聴かせてくれます。「フランチェスカ・ダ・リミニ」はダンテの「神曲」に出てくるフランチェスカ姫の劇的な悲恋の物語。エッシェンバッハのグロテスクでドラマティックな音作りに注目です。
ロシアの作曲家、ヴィクトル・ウラジミロヴィチ・エヴァルド(エーヴァリト)は一般にはほとんど知られていないものの、金管楽器奏者の間ではビッグネーム。サンクトペテルブルク生まれ。音楽院で学んだ後、土木工学の教授を務めながら、当時ロシアで名を馳せたベリアエフ四重奏団のチェリストとして活躍しました。4曲の金管五重奏曲は、1888年から1912年にかけて作曲。それまでは生前に出版された変ロ長調(作品5)1曲だと思われていたのが、1960年代になって4曲あることがわかり、金管五重奏の標準レパートリーとして広く演奏されるようになりました。フィラデルフィアのメンバーによるクインテットはちっとも力まないのにパワフル。柔らかく、美しい自然なアンサンブル。ヴェリゾン・ホールで録音されたこの演奏で聴くと、エヴァルトの作品が、味わいのある素敵な音楽に一変します。全4曲を演奏したストックホルム・チェンバーブラスの録音(BIS 613)ととともに、この曲集の代表的録音に挙げられるでしょう。
キングインターナショナル
構成数 | 2枚
合計収録時間 | 01:54:00
録音 | ステレオ (Live)
CD1
チャイコフスキー:
幻想的序曲「ロメオとジュリエット」(1880)**
弦楽オーケストラのためのセレナード 作品48*
CD2
チャイコフスキー:
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」作品32**
ヴィクトル・エヴァルド(1860-1935):
金管五重奏曲 第1番 変ロ短調 作品5
金管五重奏曲 第3番 変ニ長調 作品7
【演奏】
フィラデルフィア管弦楽団、クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団員(エヴァルド)
〔デイヴィッド・ビルガー(Tp)、ジェフリー・カーナウ(Tp)、ジェニファー・モントーン(Hrn)、
ニッツァン・ハロズ(Tb)、キャロル・ジャンチュ(Tub)〕
【録音】
2007年11月*、2008年1月**(ライヴ)、2009年6月(エヴァルド)
ヴェリゾン・ホール,フィラデルフィア
制作:マーサ・デ・フランシスコ
録音:ジャン=マリー・ジャイサン、チャールズ・ギャグノン
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1.[CD]
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1.Romeo and Juliet, Fantasy Overture
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2.Serenade in C major for String Orchestra, Op. 48: 1. Pezzo in forma di sonatina: Andante non troppo
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3.Serenade in C major for String Orchestra, Op. 48: 2. Valse: Moderato. Tempo di valse
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4.Serenade in C major for String Orchestra, Op. 48: 3. Elegia: Larghetto elegiaco
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5.Serenade in C major for String Orchestra, Op. 48: 4. Finale (Tema russo): Andante - Allegro con spir
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2.[CD]
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1.Francesca da Rimini, Symphonic Fantasy after Dante, Op. 32
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2.Brass Quintet No. 1 in B flat minor, Op. 5: 1. Moderato
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3.Brass Quintet No. 1 in B flat minor, Op. 5: 2. Adagio - Allegro - Adagio
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4.Brass Quintet No. 1 in B flat minor, Op. 5: 3. Allegro moderato
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5.Brass Quintet No. 3 in D flat major, Op. 7: 1. Allegro moderato
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6.Brass Quintet No. 3 in D flat major, Op. 7: 2. Intermezzo
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7.Brass Quintet No. 3 in D flat major, Op. 7: 3. Andante
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8.Brass Quintet No. 3 in D flat major, Op. 7: 4. Vivo
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この〈弦楽セレナーデ〉は、今後名盤ディスクとして、君臨するのではないだろうか。第一音が奏でられると、ただならぬ演奏の予感。その期待は最終楽章を迎えても留まることを知らない。これほどの熱演は久しぶりだ。03年?08年にフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を務めたエッシェンバッハによる、チャイコフスキーの管弦楽集。3曲ともライヴ録音。一方で、知る人ぞ知るヴィクトル・エヴァルドの金管五重奏曲もお忘れなく。フィラ管のメンバーによる、美に満ちたアンサンブルの世界をご堪能いただきたい。
intoxicate (C)飛田陽海タワーレコード (vol.86(2010年6月20日発行号)掲載)
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