エモーショナルなメロディーとプログレッシブなアプローチで独自の音楽世界を構築する、コヒード・アンド・カンブリア!フロント・マン=クラウディオの手になる『THE AMORY WARS』という壮大な物語に沿ったアルバムを発表してきた彼らが放つ本作は、その序章ともいうべき通算5枚目アルバム。 (C)RS
JMD(2010/09/02)
ロック・シーンを背負う次世代の最大のヒーロー、全世界注目のアルバムが遂に登場!複雑なギターや変拍子を駆使したプログレッシヴな曲展開でありながら、メロディアスでエモーショナルな高音ヴォーカルが絡み合う。唯一無比な世界感を持つ、今最も熱い注目を集める話題のバンド、コヒード・アンド・カンブリア。彼らのアルバムが、なんとロードランナーよりリリースに!本国アメリカでは絶大な支持を得るこのバンドの魅力は、エモ的な要素がありつつも時にラッシュを思わせるようなプログレッシヴな曲展開を見せるという、その独特なサウンド・スタイルだ。今まで発売してきた4枚のアルバム全てがコンセプト・アルバムという点も見逃せないポイントだろう。が、決して単なる難解なプログレッシヴ・ロックではない。「キャッチーな聞きやすさ」、「大胆な曲展開」、「コンセプチュアルなアルバム」という類まれなる音像は、全ロック・ファンを唸らせるほどの説得力を持つバンドだ。そんな彼らの放つ、通算5作目。中心メンバーのクラウディオ・サンチェスが描き出す、『THE AMORY WARS』という壮大な物語に沿ったアルバムを発表してきた彼らが放つ今作は、その壮大な物語のいわゆる「序章」とも言うべきパートを扱ったもの。前作で物語の最終章を語り終えた彼らが、その壮大な物語の幕開けといえる作品を今世に放つのだ。プロデューサーは、アティカス・ロス(ナイン・インチ・ネイルズやコーンなどを手掛ける)で、彼らの持つ独特な音像をよりダイナミックでヘヴィなサウンドへと昇華させている。
Warner Music Japan
発売・販売元 提供資料
プログレ的な要素もあるポスト・ハードコア・サウンドや、クラウディオ・サンチェスの爆裂ヘア級の壮大なコンセプトは、一見難解な印象があるかもしれない。しかしこの新作も激情的だがハイトーンでソフトさもあるヴォーカルは意外とキャッチーで聴きやすいのだ。前作で最終章を迎えた物語の<エピソード1>が今回のアルバム、つまり本作から聴きはじめても良い。<サマソニ>参戦を控え、日本でのブレイクは確実!
bounce (C)宮原亜矢
タワーレコード(vol.320(2010年4月25日発行号)掲載)