ロック・バンド、相対性理論のヴォーカル・やくしまるえつこと、ツイン・ドラム&映像作家・山口崇司のトリオ、d.v.dによる新ユニットのアルバム。テクノ・ポップからコラージュ・チューンまで、変幻自在なサウンドがズラリ。何度でも聴きたくなる、斬新なポップ・ワールドが炸裂しています!! (C)RS
JMD(2010/06/14)
こちらの新ユニットにも注目です!相対性理論のやくしまるえつこと、itoken&jimanicaのドラム・デュオ+映像作家の山口崇司から成るd.v.dというおもしろい組合せ、その名も!やくしまるえつことd.v.dが結成された。彼らの初作『Blu-Day』は8曲入りのCDと、そのうち3曲が山口が制作した映像と同期して収めたDVDの2枚組みという仕様です。CDではゲーム音楽のようなPCM音源を多用した、ツイン・ドラムの複雑なリズム構成もd.v.dならではのトラックと、やくしまるえつこのアンニュイな歌声の合体は意外にも相性が良く、子供向けTV番組で流れていてもおかしくないファニーなサウンドに謎のタームが入り乱れたマッド・メルヘンな世界をを展開。一方のDVDでは、d.v.dらしさが全開になったメンバー出演の“ファイナルダーリン”や、やくしまるが時計のアラーム音を真似た“時計ちっく”など、音と映像をインタラクティヴに楽しめるまったく新しいアートフォームが出来上がっております!
bounce (C)田中将稔
タワーレコード(vol.319(2010年3月25日発行号)掲載)