アイルランドの人気ロック・バンド、ザ・フレイムスのフロントマン=グレン・ハンサード(vo、g)と、チェコ出身の女性シンガー・ソングライター=マルケタ・イルグロヴァ(p、vo)によるフォーク・デュオ、ザ・スウェル・シーズンの、美旋律溢れる第2弾スタジオ・アルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
映画「ワンス ダブリンの街角で」おなじみのデュオ、アイルランドの人気ロック・バンド、ザ・フレイムスのフロントマン、グレン・ハンサード(vo, g)と、チェコ出身の女性シンガー・ソングライター、マルケタ・イルグロヴァ(p, vo)によるデュオ、ザ・スウェル・シーズンのスタジオ・アルバム2作目。世界中で大ヒットを記録した映画「ワンス ダブリンの街角で」で2人は主役をつとめ、彼らの書き下ろしの楽曲が本編中使用された。映画は、アイルランドの首都ダブリンを舞台に、ストリートミュージシャンの男とチェコからの移民の女が、音楽を通して心を通わせていくラブストーリー。シングル「Falling Slowly」が第80回アカデミー賞・オリジナル歌曲賞を受賞し、第50回グラミー賞2部門にもノミネート(最優秀サウンドトラック、最優秀主題歌)された。本作は、グレン・ハンサードとPeter Katis(The National、Interpol)の共同プロデュースにより、アルバムの大部分はコネティカット州BridgeportにあるKatis' Tarquin Studiosでレコーディングされた。ハンサードとイルグロヴァの2人以外にも、THE FRAMESのメンバーであるColm Mac Iomaire(violin)、Joe Doyle(b)、Rob Bochnik(g)が参加。さらにギター:Javier Mas(Leonard Cohen)、ピアノ:Thomas Bartlett(Doveman)、パーカッション:Chad Taylor(Chicago Underground Duo)、ホーン:Steven Bernstein and Clark Gayton(Levon Helm's band)といった顔ぶれが参加している。
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映画「onceダブリンの街角で」での共演を機に結成され、自作の劇中歌でオスカー受賞も果たした男女ユニットが、2枚目のニュー・アルバムを完成させた。前作同様、繊細なフォーキー・サウンドと壮大なバンド・アンサンブルを使い分けながら、郷愁に彩られた歌世界を切々と紡ぎ出していく2人-そのどこまでも実直な歌の数々は、映画での両者の役柄そのもののようで胸が熱くなる。本当に良いユニットだ。
bounce (C)田中幹也
タワーレコード(vol.320(2010年4月25日発行号)掲載)