フランスきってのアーティスト、バンジャマン・ビオレの2枚組アルバム。流麗かつ緻密なプロダクションは素晴らしく、エレクトロとも絶妙な距離感を保ってみせるヴァラエティに富んだ作品。ストリングスとプログラムされたビートと低音ヴォーカルが奇妙な調和を見せる表題曲しかり、過剰とも言えるくらいの濃密な世界観。 (C)RS
JMD(2010/11/18)
フランスきっての敏腕プロデューサー/アレンジャー/ソングライターにして、ソロ・アーティストとしても確固たるキャリアを築き、俳優としても活躍する才人バンジャマン・ビオレ。CD2枚組、22曲にまたがる待望の日本盤デビュー作!まさに、ゲンズブール以降のポップ・フランセーズの担い手としての面目躍如たる流麗かつ緻密なプロダクションが素晴らしく、「フレンチ・タッチ」以降のエレクトロとも絶妙の距離感を保ってみせる、ヴァラエティに富んだ傑作。ストリングスとプログラムされたビートとビオレの低音ヴォーカルが奇妙な調和を見せる表題曲「La Superbe」、ジャンヌ・シェラルとのデュエット「Brandt Rhapsodie」、美しくも悩ましい「Tout ca est me toumente」など、過剰とも言えるくらいの濃密な世界観に浸されます。
P-VINE
発売・販売元 提供資料(2010/04/09)
現代フランスを代表する作曲家/プロデューサーにして俳優業もこなす、まさに<セルジュ・ゲンスブールの後継者>というべき男、バンジャマン・ビオレ。2枚組の大作となった新作は、ブリブリのニューウェイヴィー・ポップ・サウンドで近年のUKロック・シーンに接近してみせつつも、随所で耽美的な生音をパリッと効かせたアレンジと抜群にエロい低音ヴォーカルで伊達男っぷりを遺憾なくアピールしている。流石です。
bounce (C)田中幹也
タワーレコード(vol.320(2010年4月25日発行号)掲載)