レゲエの神様ボブ・マーリーの息子ダミアン・マーリーと、ヒップホップ界を代表する唯一無二のラッパーNasがタッグを組んだ究極のコラボレーション・アルバム。 (C)RS
JMD(2010/12/09)
レゲエの神様、ボブ・マーリーの息子ダミアン・マーリーと、ヒップホップ界を代表する唯一無二のラッパーNASがタッグを結成!一時は幻のプロジェクトとも言われた話題の究極コラボレーション・アルバムがここに完成。
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タワーレコード
ナズの離婚処理もあって(!?)延期を重ねていた話題のタッグ作。タイトルの<遠い血縁>が示すように、<故郷>であるアフリカへのルーツ探求を試みた作品で、ムラトゥ・アスタツケやアマドゥ&マリアムといったネタ選びからもそのコンセプトが窺える。ほとんどの楽曲をダミアンと兄スティーヴンが担当しているため、故デニス・ブラウン本人と擬似競演した“Promised Land”のカヴァーを筆頭に、トラックはルーツ色強めの渋い仕上がりに。それゆえか、いつも以上にナズの器用さ(スキルの高さ)が際立っているような印象を受け、なかでも男気ワンループで両者が激しい掛け合いを見せる“As We Enter”はラガ・ヒップホップの新たなクラシックと呼べそう。マジで武者震いが走ったよ。
bounce (C)山西絵美
タワーレコード(vol.322(2010年6月25日発行号)掲載)
手にしてみると、JR.GONGの作品にNASが共演している感が否めない内容です。
僕はREGGAEが畑でHIP-HOPは流れで聴いていることもあり、JR.GONGの作品という耳で聴けますが、やはりダブルネームを冠すならば主張のバランスを取って頂きたかった。
その消化不良感は残ります。