20周年イヤーを締めくくる!奥田民生と8年ぶりにタッグを組んだシングル「流星とバラード」、デビュー・アルバムに収録されたインストゥルメンタルの名曲をアレンジし直し、斉藤和義をヴォーカルに起用した「君と僕」他を収録したアルバム。スカパラのキラー・インストゥルメンタル楽曲も収録したバラエティ豊かな1枚。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
20年に渡ってを背負い、世界を踊らせまくってきた東京スカパラダイスオーケストラが、20周年記念イヤーのラストを飾る新作『WORLD SKA SYMPHONY』を完成させた。”STORM RIDER”などのエッジーなギターと分厚いホーンセクションの応酬に打ちのめされるキラー・インストも健在だが、久々に奥田民生を招いた”流星とバラード”や、活動初期からライヴで演っている口笛が印象的な曲に詞を付け、斉藤和義が切なく歌う”君と僕2010”などの聴かせるナンバーも充実して聴き応え満点だ。また、昨年行われた欧州ツアーや自身主催の野外フェスの模様を中心に、メンバーがこれまでの軌跡を語るインタヴュー映像を交えたDVD『"and TOKYO SKA goes on..."』も同時リリース。渋谷の路上で、または何万人もがひしめく海外の野外会場でも、何ら変わることなく観る人々を笑顔で汗だくにしてしまうパワーやスキルは、20年間緩めることなく続けてきた弛まぬ努力や鍛錬の賜物であることを窺わせます。熟成してなお加速する彼らから今後も眼が離せない!
bounce (C)斉藤ジョゼ
タワーレコード(vol.319(2010年3月25日発行号)掲載)