Ken Yokoyamaの4枚目のアルバム。一聴してすぐに手触りが違うことに気付く、メンバーチェンジ後初のアルバムということもあり、アルバム作りに向けての準備を従来以上に丁寧に進めた。更には、曲作りが変わり、より横山主導で作業が進められ、その一方でメンバー間のコミニケーションが増え、距離感が縮まった。過去最高にバンド感のあるサウンドを持った作品。 (C)RS
JMD(2010/06/17)
4枚目のフル・アルバム。メンバー・チェンジ後初となるアルバムである。過去最強の布陣で臨んだ本作は、横山健のアイディアを基に経験豊かな各メンバーが的確な肉付けを行なっていったことにより、最高にバンド感のあるサウンドに仕上がった。そして嘘偽りのない感情や主張、そしてちょっとしたジョークを放つ歌詞がふんだんに散りばめられている。それはあまりにも等身大で、だからこそ聴き手の胸を打つ。そこにあの、耳の奥に残って離れない横山のメロディーと、あの半端ではないアレンジが炸裂するのだから良くない訳がない!
---
タワーレコード
表題通りの4作目。持ち前のエネルギッシュな演奏や泣きのメロディーは流石の一言で、パンクをベースにしつつハード・ロックやピアノ・ポップ、カリビアンとフレイヴァーの幅広さも前作の発展形と言えそうだ。ただ今回は、何よりも彼の言葉を受け止めたい。不誠実な連中に異を唱えるだけでなく、家庭や子供、決別した仲間、パンクの理念、音楽を続けること・・・・・・それぞれに向き合ったユーモラスで真剣なメッセージが響く。
bounce (C)鬼頭隆生
タワーレコード(vol.319(2010年3月25日発行号)掲載)