scholeより発売された二枚のアルバムが多くの人々に支持され、2009年にはコンセプチュアルな「Polaroid Piano」も発表、さらに自身の作品だけにとどまらず、映像作品「ウミウシ 海の宝石」への音楽提供、また企業のCMやホームページの音楽制作、さらにはアーティストのプロデュースまで、ますます活動の幅を広げる気鋭のアーティスト、Akira Kosemuraが自身のレーベルscholeからリリースする3枚目のアルバム「Grassland」(草原)。これまでの作品が光と影、両方を持っていたとしたならば、今作は最も光に満ちあふれている。その濃い密度で紡がれた音楽は、これまでの集大成といえるだろう。今作は限定生産盤としてミュージックビデオ作品を七作収録した豪華CD+DVDパッケージ盤。小瀬村のこれまでの作品のなかから、四人の映像作家がそれぞれ楽曲を選び制作された映像作品集は、デビュー当初より小瀬村の作品ヴィジュアルを支えているSCHOLE Inc.の面々に加え、ロンドンからMario Cavalliを監督に迎えて製作された三作品もパッケージ。一つの到達点を迎えた彼の今後に、大いに期待が高まる作品となった。
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タワーレコード
活躍目覚しいAkira kosemuraの3枚目となるアルバムは『Grassland』(草原)と名づけられた一枚。風がそっとそよぐように音は始まりを告げ、幻想に満ちたピアノソロ曲、再びharuka nakamuraと作り上げた、朝の光を見た時のような希望に満ちたエレクトロニカなどのメロディは彼の今とこれからをゆっくり紡ぎます。限定盤にはミュージッククリップ収録のDVDが。【schole】独自のあの美しい映像をこの音と供に。泣きそうになったあの日から続くメロディを。どうぞあなたにも。
intoxicate (C)中山歩
タワーレコード(vol.84(2010年2月20日発行号)掲載)