US西海岸オルタナテ・バンド=スウィッチフットの心揺さぶるバラードと疾走するナンバーがぎっしり詰まった、アトランティック移籍第1弾にして通算7枚目のアルバム。伝説のカリスマ・サーファー=ロブ・マチャドがゲスト・ヴォーカルで参加した「オールウェイズ」他を収録。 (C)RS
JMD(2010/07/01)
エモーショナルな旋律とヴォーカルに思わず胸が熱くなる。スウィッチフットが放つアトランティック・レーベル移籍第1弾は、心を揺さぶるバラードと疾走するナンバーがぎっしり詰まった感動のロック・アルバム!プロデュースはヒップ・ホップの有名なベーシストであり、ドクター・ドレーやエミネムとの仕事で知られるマイク・エリゾンドが手がけている。オープニングの「ニードル・アンド・ヘイスタック・ライフ」、疾走感のあるリード・シングル「メス・オブ・ミー」や「ザ・サウンド」などの、切れ味のいいロックが前半に並ぶ。その他にもポップながら、困難に立ち向かう姿を歌ったタイトル曲「ハロー・ハリケーン」、生まれたばかりの子供に対する無条件の愛を歌うエモーショナルなバラード「オールウェイズ」など、バラエティに富んだアルバムに仕上がった。今作は新たに作られたバンド所有のスタジオでリラックスした雰囲気で作られた。実際メンバーは土地柄、サーフィンが得意で、ビーチで落ち合い、その後にスタジオに向かうということが多かったようだ。「オールウェイズ」では、ゲスト・ヴォーカルに伝説のカリスマ・サーファー=ロブ・マチャドが参加している。
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タワーレコード
カウンティング・クロウズ〜ドートリーへと繋がる現代アメリカン・ロックの掛け橋的な存在にも関わらず、ここ日本では過小評価されがちなスウィッチフットが、レーベル移籍後初となる心機一転作を完成っ! 新たにマルーン5仕事で知られるマイク・エリゾンドをプロデューサーに迎え、一曲一曲に起承転結がある、ニッケルバックの最新作『Dark Horse』を彷彿とさせる内容だ。ついに正当評価される時が来た!
bounce (C)山口コージー
タワーレコード(vol.317(2009年12月25日発行号)掲載)