ジャズ・ロックからノイジーな退廃的ドリーム・ポップまで包括するマルチ・レイヤーのサウンドが、麗美で強烈にエモーショナル!日本人の女の子=カズ・マキ&イタリア人の双子兄弟からなるベースレス・アート・ロック・バンド、ブロンド・レッドヘッドの第6弾アルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
ブロンド・レッドヘッドの6枚目のアルバムがリイシューに。日本人女性&イタリア人の双子の兄弟からなるNY出身のベースレス・バンド。フガジのギー・ピチョットがプロデュースを手掛けた人気作品。(2006年作品)
タワーレコード
日本人女性、カズ・マキノとイタリア人の双子、アメデオ&シモーネ・パチェ──あるいは女王さまと双子の侍従。そんな不思議なトライアングルから生まれたブロンド・レッドヘッドの音楽は残酷な童話、ナイフのようなメロディーがリスナーの胸をざっくり切り裂く。デビュー当時はノーウェイヴ直系の痙攣したギター・サウンドを聴かせていた彼ら。古巣のタッチ&ゴーを離れ、4AD(!)に移籍後初となるこの新作で、バンドは新しいストーリーテリングを手に入れた。クラヴィネットやストリングスをフィーチャーしつつも、濃厚でしたたるようなバンド・アンサンブルを展開。すがりながらも突き放すようなカズの歌声が耳タブを甘く噛んで、ゾクゾクさせられっぱなしだ。アート・リンゼイ、ピエロ・パオロ・パゾリーニ、セルジュ・ゲンスブールなど、彼らを取り巻く記号がここでは見事に溶け合っていて、文句なしに素晴らしい。間違いなく彼らの代表作!
bounce (C)村尾 泰郎
タワーレコード(2004年04月号掲載 (P73))