おシャレでポップでエモーショナルでアーティスティック!この一曲でシーンに一躍名を馳せた、2009年を代表するアンセム「カウンターポイント」他を収録した、マンチェスター出身のエレクトロ・ロック3人組=デルフィックのデビュー・アルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
解き放たれる才能、華麗なメロディー、デルフィック衝撃デビュー!2009年を代表するアンセム「カウンターポイント」でシーンの第1線に躍り出たマンチェスター出身の3人組、デルフィック。遂に彼らが待望のデビュー・アルバムをリリース!伝説的テクノ・レーベル<R&S>は、彼らをレーベル復活後第1弾のアーティストとして大抜擢し、人気レーベル<Kitsune>も続いて12インチ・シングルをカット。ブロック・パーティーを始め有名ミュージシャン等がファンを公言するなど、業界内外からジャンルを超えて熱いラヴ・コールを受ける話題のバンドが満を持して世に送り出す至極のデビュー・アルバム。「カウンターポイント」、「ディス・モメンタリー」、「ダウト」の激キラー・シングル収録の最強デビュー盤がここに完成。サマソニ'09で初来日した際、日本国内のリリースが1枚も無いにも関わらず一目見ようと会場は即満員となり、バンドの期待度の高さを証明した。歌詞/対訳/ライナーノーツ付。
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もしもいまバーナード・サムナーが20代だったら、こういうダンス・アルバムを作っていたかも!?……と思わせるマンチェスターの新星だ。アシッド・ハウスやテクノを織り交ぜたトラックと、ポップなメロディーが印象的なエレポップを聴かせてくれる彼ら。しかしこの初作にあるのは大仰なハピネスではなく、絶妙なダークさとセンティメンタリズムで心の敏感な部分を震わせるサウンド。歌声の平熱感もまた、出てきた頃のニュー・オーダーを思わせるような涙ポロリ系だ。例えば音の感触こそレイヴィーだったものの、クラクソンズが琴線触れまくりな美メロの名手だったように、このラップトップを操る3人組も70年代末〜80年代頭のマンチェ産ポスト・パンクに繋がる気がして……。困った、泣けてくる。
bounce (C)妹沢奈美
タワーレコード(vol.317(2009年12月25日発行号)掲載)