大胆かつ緻密な楽曲アプローチが世界レベルであることを証明したMOUNTAIN MOCHA KILIMANJAROのアルバム。ザクザクと突き進むビートと咆哮するホーンがまさに凶暴な「乱暴」から、ブラック・シネマのサントラ、JB's風、ミーターズ風、ソウル・インストな楽曲を収録。前作をはるかに上回るドス黒いグルーヴの詰まった作品。キリマンジャロ山頂=ウフル・ピークに到達した、これぞイエロー・ファンクの金字塔。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
イエロー・ソウル・フォースFROM埼玉!マウンテン・モカ・キリマンジャロ2作目にして早くもキリマンジャロ山頂=ウフル・ピークに到達!これぞイエロー・ファンクの金字塔!2008年5月にリリースした、オープンリール一発録りによるデビュー・アルバムが大きな話題となり、フジロック'08出演を果たした埼玉の6人組インスト・ファンク・バンド。UKの名門JAZZ MANからもファースト・アルバムがリリースされ、その大胆かつ緻密な楽曲アプローチが世界レベルであることを証明した彼らのセカンド・アルバム!ザクザクと突き進むビートと咆哮するホーンがまさに凶暴なオープナー「乱暴」から、ブラック・シネマのサントラを思わせる、その名も「Theme of Kilimanjaro」、JBズ風味のM3、ミーターズ的なM4、テーマ部から中盤のフックへの展開が見事なソウル・インストM7、山田孝之ほか出演の映画「大洗にも星はふるなり」(監督・脚本:福田雄一)のオープニング・テーマ用に作られた「(Ain't Got Nobody) Just A Rambling Man」等々、前作をはるかに上回るドス黒グルーヴ満載の大傑作!
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タワーレコード
オープン・リール一発録りのデビュー作『Mountain mocha kilimanjaro』(2008年)がジャズマンからUKリリースされるなど、ますます何かと目が離せなくなってきたフロム埼玉の6人衆。そんな彼らが、まさにキリマンジャロの山頂を意味する表題を冠された待望の2作目『Uhuru Peak』を完成させた! 前作よりもさらに引き締まったリズムはほとんどワンフレーズを反復しながらズッシリと重いグルーヴを紡ぎ、その上で咆哮する2管のメロウ&クールなアレンジ・・いわばアフロビートと70年代ブラック・ムーヴィーのサントラを連想させるムードが程良くブレンドされたファンク・サウンドだ。スピードメーターやニュー・マスターサウンズなど数あるこの手のバンドと決定的に違うのは、そのヘヴィーさ加減。横に揺れながらもヘドバンをキメずにはいられないバンドは、そうそういないだろう。
bounce (C)高木雄一郎
タワーレコード(vol.317(2009年12月25日発行号)掲載)