| フォーマット | HQCD |
| 発売日 | 2010年01月20日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | WARNER MUSIC JAPAN |
| 構成数 | 2 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | TOCE-90108 |
| SKU | 4988006877412 |
構成数 : 2枚
合計収録時間 : 01:42:37
【曲目】
ワーグナー:ヴェーゼンドンクの五つの詩
マーラー:交響曲 第2番「復活」
【演奏】
クリスタ・ルードヴィッヒ(メゾ・ソプラノ)他(ワーグナー)
オットー・クレンペラー(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
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当たり前だが私のような「凡人・俗人」にも苦労や挫折は多々ある。
そのようなとき、何よりも慰めになって来たのがこの曲であり、クレンペラーのこの演奏である。
今では、「復活」にはおびただしい名演があるであろう。しかしこの曲の評価が定まらない時期からこの曲を信念をもって生涯演奏し続けたのは、最初のレコーディングになったオスカー・フリートとメンゲルベルク、それにワルターとクレンペラーくらいであろう。特にワルターとクレンペラーはともにユダヤ人ということもあって渡米を余儀なくされ、彼の地にあってこの曲を励みにしながら音楽家・演奏家足りえたであろう。
レコードもワルター・ニューヨークとクレンペラー・フィルハーモニアくらいしかなかったから、それから聴くしかなかった。
はじめてこの曲を聴いたのはワルター盤だった。耳にタコができるくらい聴いた。いつごろからクレンペラー盤を聴くようになったのかはよく分からない。
その間、マーラーブームが起こり、さまざまな「復活」の演奏が出て、いろいろと浮気をしたが結局、本妻(クレンペラー)に戻ったというわけで今この全曲1枚に収まったART盤が一番音がいいような気がしてこれを聴いている。
コンセルトヘボウはマーラー演奏に絶対の伝統と魅力があるから、ハイティンクとシャイーの全集はいつも手元ににある。
でも自然に手が伸びるのはクレンペラーのスタジオ・ステレオ盤である。
なぜクレンペラー盤にもどるのか。それは「安定」しているからである。「原光」を聴いて涙が枯れるのはこの演奏だけである。そして声楽だけが楽器のように流れる荘厳・敬虔な5楽章も「私にとっては」これ以上はない。
フィルハーモニア管をよく言わないひとがいる。でもこの楽団はカラヤン、フルトヴェングラーその他ドイツや世界中の大指揮者が育てたオーケストラである。フルトヴェングラーのトリスタン全曲がフィルハーモニア管だといってだれが文句をいうだろうか。
私はクレンペラーという苦労人大指揮者がバッハから現代音楽まで膨大な名演を遺してくれたことにつくづく感謝する。そういう仕事をするのに支えにもなり慰めにもなったクレンペラーの「核」が「復活」だったのだろう。
私にとってクレンペラーの「復活」は人間の「復活」を信じさせてくれる、そういう曲だ。