美しき天才シンガー/ソングライター、アリシア・キーズがR&Bの枠を超え、ポップ・フィールドへと攻めの姿勢を見せた第5弾アルバムに特典がタップリと付いたデラックス・エディション盤。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
数々の名曲を生み出し、これまでに発売した4枚のアルバムを全て全米チャート1位に送り込み、グラミー11部門受賞という未曾有の記録を持つ美しき天才シンガー・ソングライター、アリシア・キーズ。歴史的名曲「No One」を生み出した2007年の前作『As I Am』から約2年ぶりとなる通算4枚目のオリジナル・アルバムが登場。そのスーパー・キャリアを再び更新することは間違いない、全世界でシーンを超えた大注目作。 こちらは、未発表スタジオ・パフォーマンス映像と「Doesn't Mean Anything」のPVを収録したDVD付きデラックス盤。
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タワーレコード
ジャンルや世代を超えて人気を誇るアリシアだが、一聴して気付くこの4作目の特色は〈80'sモード〉だ。前作『As I Am』にてジャック・スプラッシュやリンダ・ペリーらが作った基調を今回はジェフ・バスカーが受け継いでいるようで、彼による“Try Sleeping With A Broken Heart”などはまさしく80'sポップスの凝縮版だし、プリンスさながらの“This Bed”という曲まである。ただし、先行曲“Doesn't Mean Anything”の詞世界はかの“If I Ain't Got You”と同様だったり、シンガー・ソングライターとしてのアリシアの核は普遍的かつ不変のまま。恋人スウィズによるビヨンセとのコラボ、ジェイ・Zとやったあの曲のソロ版など、トピックとなる曲もしっかり収録。またも自身の最高傑作を更新する一枚だ。
bounce (C)池谷昌之
タワーレコード(vol.317(2009年12月25日発行号)掲載)