チプリアーニの海モノパニックにハズレなし！！ 特にＤＩＳＣ２が大おすすめ！！ 『IL TRIANGOLO DELLE BERMUDE』(1978) 『URAGANO...BERMUDE L'ULTIMO S.O.S.』(1979) 『人食いシャーク・バミューダ魔の三角地帯の謎』(1978) 音楽　ステルヴィオ・チプリアーニ 『テンタクルズ』『殺人魚フライング・キラー』のサントラが 好きな方は、必聴必至のチプリアーニ海モノパニック。 バミューダもの３部作。1作目の「バミューダ・トライアングル」 （監督　レネ・カルドーナ・ジュニア／主演　ジョン・ヒューストン、 アンドレス・ガルシア、グロリア・グイダ）はサスペンス・ホラー 音楽だが、3作目にあたる「バミューダのハリケーン」では、 ボッサやディスコなど、チプリアーニらしいサロン・ミュージック系 が聴け始め、そして、注目のｄｉｓｃ２、シリーズの２作目にあたり、 唯一、日本でも紹介されている『人食いシャーク・バミューダ魔の 三角地帯の謎』が、これがもうさすが７８年のチプリアーニ・サントラ だけあって、テーマともいえる１曲目の「ＭＡＧＩＣ　ＤＡＷＮ」の スウィート・アンビエント・ディスコとでもいいますか（後の『コンコルド』 の「マルティニクの夢」の曲調に引き継がれる心地良さ）の絶品さ、 美しく優しい「ラストコンサート」愛のテーマの延長線上な「ＳＡＩＬ ＢＯＡＴＳ」、ロック・ディスコとでもいいたい７，１１曲目、アップテンポ でチプリアーニのスウィート・メロディが奏でられてユニークな１５曲目、 ラストはヴォーカル入りで、これが７０年代後半の雰囲気をまた 盛り上げる。ちょっとアルバート・ハモンドなテイスト。 まさに『テンタクルズ』と『殺人魚フライングキラー』の間に位置する 海洋パニック・ラウンジの世界。 (C)馬場敏裕