リオ・デ・ジャネイロ出身でUSジャズ・シーンでも活躍する実力派セッション・サキソフォニスト、レオ・ガンデルマン。彼がソロ活動の傍らに進めていたプロジェクト、ブラジリアン・グルーヴ・バンドの未発表セッション。名オルガン奏者、リューベン・ウィルソンと、グラント・グリーンの子息、グラント・グリーン・ジュニアがスペシャル・ゲストとして参加した1999年の録音。二世代に渡るファンキー・ジャズのレジェンドと、レオ・ガンデルマン所縁の一流セッションマンの競演で、ブラジル/ラテン/ジャズの垣根を越えた本物のジャズ・ファンクを聴かせます。アフロ・ビートのイントロでスタートし、ブラス・セクションが弾けるオープニング・トラック「Safari」、浮遊感あるエレピとラリー・カールトン的なギターが誘うメロウ・ミッド・チューン「Pirulito」へのサマー・ブリージンな流れは絶品。ブルーノート直系のオルガン・ファンクM3「Charlie」は、ハモンドとメロウなギター・ソロが絡み合うアダルト・オンリーな1曲。そしてハイライトと言えるのがジョアン･ドナートの傑作「Bananeira」。エミリオ・サンチアゴのヴァージョンでも人気のクラブ・クラシックスを、かつてないスケールで描くインスト・カヴァーになっています。
---

タワーレコード