2007年から始まった藤掛正隆と早川岳晴によるセッションシリーズ「崖っぷちセッション」。ファンクパンクアヴァンギャルド版スライ＆ロビーを狙う！といったキーワードも飛び出し、強力なパルスを発すべく意を決したリズム体により牽引され、音楽的意思をもった多彩なゲストを交え、真の意味でのインプロヴィゼーションで体現される、まさに崖っ縁のフリーセッション。08年に発表された山本精一との「弱虫」に続く第二弾として、09年に行われたセッション「OGIKUBO LOONY」がリリース！当日のゲストは、2009年現在の日本でもっとも骨太な意思を持つバンド、ZAZEN BOYSから吉兼聡と向井秀徳。勢いのある二人をゲストに各々の持ち味を全開にさせた火花散るセッションが、ギミック無しのワイルドなサウンドで収録されている。全てのイミテーションやファッションを排除した音楽的挑戦はここでも確かに息づき、しかもそれぞれのトラックがその瞬間でしか成立し得なかった「曲」として完成している。
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タワーレコード