デトロイト・テクノの巨匠、カール・クレイグとデトロイトの伝説的ジャズ・レーベル"TRIBE"に関わったミュージシャンがタッグを組んだアルバム。TRIBEをリスペクトしてやまないカール・クレイグの呼びかけのもと、TRIBEの創設者ウェンデル・ハリソン、フィル・ラネリンなど歴史的メンバーが30年の歳月を経てスタジオに再集結。カール・クレイグ、アンプ・フィドラーも演奏に加わり、現代的に再構築されたスピリチュアル・ジャズを奏でる。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
全てのブラック・ミュージックにとっての魂の地デトロイト。かの地が生んだ2つの伝説、テクノの巨人カール・クレイグと1970年代スピリチュアル・ジャズの歴史的レーベルTRIBEがここに合体!カール・クレイグ・プロデュースのもと、デトロイト・ジャズの生き証人であるオリジナルTRIBEクルーが奇跡の再集結、伝説は今Rebirth=再生した!TRIBEをリスペクトして止まないカール・クレイグによる呼びかけのもと、TRIBEの創設者であるウェンデル・ハリソン(sax)、フィル・ラネリン(tb)の2人はもちろん、TRIBEにアルバムを残すマーカス・ベルグレイヴ(tp)、ダグ・ハモンド(ds)等オリジナルTRIBEの歴史的面々が30年の歳月を経てスタジオに再集結、カール・クレイグはもちろんアンプ・フィドラー(key)も演奏に加わり、現代的に再構築されたスピリチュアル・ジャズを奏でる。フィル・ラネリンの代表的名曲であるジャズ・ファンク・クラシックス「Vibes From The Tribe」、ウェンデル・ハリソンのペンによる美しいバラッド「Where Am I」、マーカス・ベルグレイヴ作のアフロ・ファンク「Glue Fingers」など、TRIBEオリジナル盤に収録のナンバーの再演を中心に、カール・クレイグとの共作による新曲も含む10曲72分というヴォリューム。さらに日本盤のみのボーナス・トラックとして「Living In The New Day [Carl Craig Remix]」収録。
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タワーレコード
デトロイト・エクスペリメントふたたび!? 伝説のスピリチュアル・ジャズ・レーベル、トライブの楽曲を同郷のカール・クレイグが再構築したプロジェクト作品の登場だ。同レーベルを代表するウェンデル・ハリソン、フィル・ラネリン、マーカス・ベルグレイヴ、ダグ・ハモンドといった面々も参加。熱のこもった名曲の再演も含むドップリと黒いサウンドは聴き逃せない! いや〜、地産地消の郷土愛ですな。
bounce (C)池田謙司
タワーレコード(vol.317(2009年12月25日発行号)掲載)