オーガニック・ジャズのアイコン的存在である女性ジャズ・ボーカリスト、noonの通算6枚目のアルバムは、誰でも知っているポップスのヒット曲に、ピュア・アコースティックなジャズ・アレンジを施したポップス・カヴァー・アルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
オーガニック・ジャズのアイコン的存在=noonの6枚目のアルバムは、ファンが待ち望んだポップス・カヴァー・アルバム。TVCMでお馴染みの「遥かなる影」のカヴァーで人気を確実なものとしたnoon。やすらぎと、どこか郷愁が感じられるメロディを、優しく、あたたかく、可愛くせつない歌声で綴ります。ピュア・アコースティックなジャズ・アレンジは耳馴染みがよく、穏やかに身体に染み入る。
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タワーレコード
noonの1年ぶりとなるニュー・アルバムが到着。笹路正徳をプロデューサーに迎えた前作『Home Coming』は60〜70’sのフォーク/ポップス系の名曲をカヴァーした内容だったが、本作ではビートルズからシンディ・ローパーまで幅を広げ、もっとポップス寄りの選曲が成されている。マイケル・ジャクソンのトリビュート・アルバムでも披露された《You Are Not Alone》やイーグルス曲のしっとりした仕上がり具合もいいが、スウィンギーなビートで軽やかにステップを踏むスティングやエルトン・ジョン曲の彼女が眩しい。
intoxicate (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.83(2009年12月20日発行号)掲載)