USインディーの星、ディアハンターのヴォーカル、ブラッドフォード・コックスのソロ・プロジェクトによるセカンド・アルバム!2年ぶりとなる今作は、独特の実験性や繊細さが多少影を潜め、よりポップな仕上がりとなっている。アニマル・コレクティヴとツアー中にパンダ・ベアーと合作した、テープ・ループやドゥーアップ要素満載の「ウォーカバウト」や、あのステレオラブのVo.レティシアが参加する「クイック・カナル」など、インディ・ロックからイノセントなポップまで幅広いサウンドがフィーチャーされている。前作やディアハンターの音にも濃く表現されている内省的な雰囲気が和らぎつつも、ベッドルーム・レコーディングっぽさが維持されているところは、さすがインディー奇才ブラッドフォードの匠の技。
タワーレコード
Atlas Sound is the experimental solo project of Bradford Cox, lead singer of Deerhunter. 'Logos' follows 2008's 'Let The Blind Lead Those Who Can See But Cannot Feel' and features collaborations with Stereolab's Laetitia Sadier and Noah Lennox from Animal Collective. Combining shoegaze with optimistic indie pop, 'Logos' brings the likes of Arcade Fire, Beach Boys and Band Of Horses to mind. A wonderful collection of songs created by a hugely experienced and highly talented musician.|
Rovi
ディアハンターのリーダーによるソロ第2弾は、前作での内向的な世界観や実験性を抑え、優しさだけで作ったかのような、天真爛漫なドリーミー・サイケ盤に。キャッチーになったメロディーや幸せムード溢れる色とりどりのサウンドで、脳内がお花畑になりそう! 特にアニコレのパンダ・ベアと共作した“Walk-about”がうららかで和めます。中身が良すぎるため、痩身ジャケの狙いが何なのか気になるところ。
bounce (C)小泉いな子
タワーレコード(vol.315(2009年10月25日発行号)掲載)