ヒップホップ・アーティスト、ZEN-LA-ROCKのセカンド・アルバム。ヘッズ達も二ヤリとさせるオールド・スクール・ヒップホップ、ソウル、ファンクへの限りない愛情と同時に、近未来から宇宙まで感じさせ、しかし、マニア向けに止まらないポピュラリティも完璧に搭載。ヴァラエティに富み、豪華絢爛なパーティー的であったファーストとは異なり、客演アーティストも最小限にとどめ、ラップやトラックだけではない、アルバムの1枚としてのまとまりを1番の主役に配した作品。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
宇宙、都会、深夜・・・そしてどこかノスタルジア・・・。さらにプラネット・ロックを経由したメロウなファンクネス・・・。こんな聞き逃せないキーワードが交差するZEN-LA-ROCK渾身の一大コンセプト・アルバム『THE NIGHT OF ART』。
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タワーレコード
TTCからクローメオ、デイム・ファンクまで……21世紀の電子ファンク・プレイヤーの集合写真があるなら、東京代表に推したいZEN-LA-ROCK。そんな彼のセカンド・アルバムは、トークボクサーとして知られるBTBらPAN PACIFIC PLAYA一派、ICHIHASHI DUBWISE、注目株のDORIANなどが制作に参加している。鎮座DOPENESSをはじめゲストMCも多彩ながら、エレクトリックな実験を軸に据えたコンセプト・アルバムだ。強烈なノコギリ電子音から始まり、骨太な808のボトム&ブレイクビーツとメロウなギターが交錯した“THE NIGHT OF ART”、アーバンな3連ビートに乗る“FUNK LUV”など、コズミックな終曲までディスコ〜エレクトロ〜アーバンなビートが大交錯する全12曲。これは大作!
bounce (C)リョウ原田
タワーレコード(vol.316(2009年11月25日発行号)掲載)