スペイン、ガリシア地方出身の若きガイーダ(バグパイプ)奏者カルロス・ヌニェスのブラジリアン・アルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
世界的な活躍をするガイータ奏者カルロス・ヌニェスが放つ極上のブラジリアン・アルバム。プロデュースには本人の他に、マリーザ・モンチ、トリバリスタス、カルリーニョス・ブラウンなどの作品で高い評価を得ているブラジルの若手トップ・プロデューサー、アレ・シケイラと、前述のマリーザ・モンチの他、ビースティ・ボーイズ、ベック、ジャック・ジョンソンなどを手掛けたマリオ・カルダートを起用。ヴォーカリストとしてブラジルの鬼才レニーニやブラジルを代表する女性シンガー、アドリアーナ・カルカニョット、ブラジルで絶大な人気を誇るポップ・バンド、パトフのフェルナンダ・タカイ、ブラジル音楽界を代表するミュージシャンで日本でも熱狂的なファンが多いカルリーニョス・ブラウンが共演。さらにブラジルを代表するサンフォーナ(アコーディオン)奏者ドミンギーニョスも参加と豪華ゲスト陣に注目!ケルティック音楽ファンのみならず、ブラジル~ワールド・ミュージック・ファン注目の1枚。
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タワーレコード
スペインはガリシア地方が生んだガイタ(当地のバグパイプ)の英雄カルロス・ヌニェスの新作は、大胆にもブラジル音楽がテーマ。レニーニにアドリアーナ・カルカニョット、フェルナンダ・タカイ、カルリーニョス・ブラウンなどが挙って参加、さらにプロデュースもマリオ・カルダートJr.とアレ・シケイラが担当と、かなり本気でブラジル・モードだが、内容の方もまさに〈ケルトとブラジル音楽の融合〉としか言いようのないもので、新鮮至極。サンバやショーロをバックにケルト楽器が朗々と響き渡る音楽なんて聴いたことないでしょ?
intoxicate (C)田中幹也
タワーレコード(vol.82(2009年10月10日発行号)掲載)