NYダウンタウン発の新感覚ラテン・ファンク・バンド、ジェルバ・ブエナのシンガーがソロ・デビュー。キューバ出身で、歌手のみならず作曲家や女優としても活躍しているという才色兼備な彼女の初作をプロデュースしたのは、夫でありジェルバの首謀者でもあるアンドレス・レヴィンだ。ということで内容はルンバやクンビアといったラテン音楽とファンクやヒップホップ、ロックなどの要素が激しく混在するジェルバ流ミクスチャー・サウンドをベースとしつつ、あくまでも彼女の<歌>を中心に捉えたラテン・ポップの最新型に。古~いタンゴにヒップホップなビート&歪んだギターが被さって、その上にキューバンな甘~いメロディーの歌が乗るとか、やたら刺激的な仕上がりの曲ばかりで楽しめますよ!
bounce (C)ダイサク・ジョビン
タワーレコード(vol.319(2010年3月25日発行号)掲載)
ここに紹介する女性ヴォーカリスト、クク・ディアマンテスは、写真家でもある。大そう時間をかけて磨きを施したカヴァーのポートレイトが目にしみる。音楽は、ニューヨークのラテンポップ、ヨルバ・ブエナがすきなら納得サウンドである。プロデュースは、その筋の著名人、アンドレアス・レヴィンである。ここ数年、彼らニューヨーク組みのラテンサウンドは、ぶれることなく、ポスト・EWF路線を驀進中。今回はラテンおんなの、情熱たっぷり乗せの狂気が甘く響き、ぶれることなく、男たちをたぶらかす。
intoxicate (C)高見一樹
タワーレコード(vol.84(2010年2月20日発行号)掲載)