サザン・ファンク・バンド、ザ・ジャイブ・ターキーズのデビュー・アルバム。オルガン、ギター、ベース、ドラムというベーシックな編成で、ヴィンテージ・ファンク&ソウルへの愚直な情景そのままにカラッカラに乾いたサザン・ファンク・サウンドを再現した作品。満塁ホームランは無いけど、二塁打と盗塁が多い野球チームのような痛快さを持ったバンド。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
ヒップホップとファンクが交差し同時進行しているオハイオのイキのいいレーベル<Colemine>から、"若くて無鉄砲でコクは無いけど勢いはニュー・マスターサウンズにも負けない"的な、ミーターズ、ブッカーT&MGズ系ファンク・ファルテットが登場!オルガン、ギター、ベース、ドラムというベーシックな編成で、ヴィンテージ・ファンク&ソウルへの愚直な憧憬そのままにカラッカラに乾いたサザン・ファンク的なサウンドを再現する全編インスト盤。ミーターズ愛溢れるストレートなテーマ・ソング「Funky Turkey」に始まり、「Chicken Strut」への回答というべきM2「JT Strut」、「Papa's Got…」のJBモードさながらに疾走するM5「Straight Fire」、M9「Talkin' That Talk」など、タイトル通りチキチキ言ってるチキチキボーンな「Chickenfoot」、サンプリング・ネタにぴったりのミッド・ファンク「Stamp」など、ツボを押えたファンキー・チューン満載。
タワーレコード
ミーターズ系のサウンドをストレートに鳴らすオハイオ産のファンク・クァルテットがアルバム・デビュー。ニュー・マスターサウンズっぽいヴィンテージなギターとオルガンの掛け合いも飛び出す性急な演奏に、サザン・ファンクの乾いた抜け具合が見事にマッチした新人ならではの勢い溢れるサウンドは、肩肘を張らずに楽しめるもの。また細かいブレイクなどロッキンなアレンジも笑っちゃうほどキマッていて、格好良いです!
bounce (C)藤井大樹
タワーレコード(vol.315(2009年10月25日発行号)掲載)