アメリカの音楽家、スフィアン・スティーブンスのアルバム。アメリカ50州シリーズ第1弾、本人の出身地であるミシガン州に題材を得た15曲。全て本人の演奏により録音され、彼のマルチ・インストゥルメンタリストぶりには驚愕するばかり。さらには随所に配された女性コーラスに至るまで。巧妙でありながら決して過剰にならない独創的なアレンジが素晴らしい作品。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
「アメリカ50州シリーズ」第1弾。本人の出身地であるミシガン州に題材を得た15曲のコンセプチュアルな楽曲集。2003年にリリースされるや本国で絶大な反響を呼び、数々の年間ベストアルバム企画にも選出された大傑作。スフィアンの決して声高ではないが心震わせるヴォーカルとメロディーの類い稀な美しさもさることながら、そのマルチ・インストゥルメンタリストぶりにも驚嘆するばかり。全て本人の演奏によるギター、バンジョー、キーボード、ベース、ヴィブラフォン、ドラムス、管楽器、さらには随所に配された女性コーラスに至るまで、巧妙でありながら決して過剰にはならない独創的なアレンジが素晴らしい。
タワーレコード
ウヒャヒャ~ッ(爆笑)! なんとアメリカの50州を題材に50枚のアルバムを作るという前代未聞の妄想人生計画を打ち出した、究極の〈ひとり勝手に観光協会〉野郎の登場だ。ところが、手始めに届けられた『Illinoise』と『Michigan』を聴いてみて仰天! ハイ・ラマズやステレオラブとの近似性に加えて、ニック・ドレイクやテリ-・ライリ-的な感覚さえ備えたサウンドは、聴き応え十分ですこぶる本気。笑ってスマン。完走祈ってるぜ!
bounce (C)北爪 啓之
タワーレコード(2005年08月号掲載 (P91))