半野喜弘によるラディック・プロジェクトが生楽器で新たな息吹を吹き込む! セプテット編成によるラディックのジャム・バンドプロジェクトが遂に始動!
2009年3月、3日間のスタジオセッションでこのアルバムは完成した。ここで聴ける音のほとんどは一発録音されたもので、その方法論は圧倒的な有機性、直感性、野性味を現代的な感覚の中に落とし込んだもの。60~70年代のブラックミュージックをベースに、未知のアイデアやメソッドが交錯する。それは、半野喜弘が未来へ向け、肉体性とイマジネーションの結合を求めた新たなるステージだ。これまでのRADIQファンは勿論、ジャムバンド好きなジャズファンも注目!
タワーレコード
「父性が備わるとき男の第3の眼は開かれる、と格言したくなる程かっこいい。母さん、キッチンに居ながらまずはアンドロメダまで飛ばされた。」UA
「個人的に半野喜弘というアーティストほど新譜が楽しみな日本人アーティストはあまり多くないかもしれない。今回の作品も全く前情報無しに聴いてみて「ほ~、こうきたか半野サン!」と思わず部屋でニヤリとしてしまった。Jazz,Rock,そしてダンスミュージックを自由に行き来し、でもそこは半野流、久々に新たな音世界を体験する事が出来ました。アルバムから感じとれるこのLive感、ホント最高です。」野崎良太(Jazztronik)
「70年代マイルス&ハンコック、アフロ・ビート、プログレ・・・。カッティング・エッジなライヴ・ミュージックをボーダレスに消化し、ハウスやアンビエント、ヒップ・ホップのアイデアを貪欲に取り入れ、新たな音楽の創造を試みる。そんな、半野喜弘の冒険は少しだけノスタルジックで、とても刺激的だ」沖野修也 (KYOTO JAZZ MASSIVE)
「まさか半野さんがこんな『インテュイティヴ(Intuitive:直感的)』な音源を作るとは!そしてバンド・セッションという今までに無い形態ながら、ここまで半野さんっぽいなんてびっくり!」ミト (クラムボン)
「人は宇宙船の中でパニックになったらどうするんだろう?原因はいろいろだろうけど、大きく分けたら2つになると思う。機械か、人間同士のトラブルか。でも、大抵の場合は機械かなあ。タイトル曲、打ち込みから始まって生音に移り変わる展開。機械が故障して人間がパニックに陥る。やっぱりこの順番か。なんてことを考えながら聞いておりました。あ~こわ。」TOKU
「理知的でありながら粗野、混沌としていながらも静謐。RADIQの音楽は、いつも僕の「新しいツボ」を開発してくれます。」福富幸宏
「今回は以前からやりたいって言ってたバンドものなんやけど、注目しちゃうのは、半野さんが歌ってるということ。以前からちょこちょこ歌ってはいたけど、ここまで歌ってるのは久しぶりなような。声もいいし歌もうまいです。そのへんの歌手顔負け。歌手でいけると思います。カルトーラいっときましょう! 」田中フミヤ
タワーレコード
前作『PEOPLE』で生音志向を強めていた半野喜弘のメイン・プロジェクトが、なんと7人編成のバンド・スタイルとなって新作を完成! これが、リキッド・リキッドばりの長尺ノーウェイヴ・ファンクから、電化マイルスやアフロビートの影もちらつくジャム曲まで、彼ならではの黒い感覚が充溢したビターな味わいの一枚に仕上がっている。本人によるギル・スコット・へロンみたいなシブ声ヴォーカルもヤバい!
bounce (C)北野創
タワーレコード(vol.315(2009年10月25日発行号)掲載)