手塚治虫の代表作の一つ『ジャングル大帝』を題材としたテレビアニメの第一話のストーリーと音楽を基に、冨田勲がフルオーケストラの交響詩として作曲、構成した1965年発表のアルバムの改訂版。オーケストレーションをさらに充実させ新たにレコーディングした、手塚治虫生誕80周年(2009年)記念作品。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
「交響詩ジャングル大帝」は、手塚治虫氏の代表作の一つでもある漫画「ジャングル大帝」を題材として、1965年に放送されたテレビアニメ「ジャングル大帝」の第一話のストーリーと音楽を元に、冨田勲がフルオーケストラの交響詩として作曲、構成したものです。1965年に、コロムビアより小学生が楽器を学習する助けとなるような作品をめざしてLP「子供のための交響詩ジャングル大帝」として発売されています。今回、その「交響詩ジャングル大帝」を手塚治虫生誕80周年の記念作品として、オーケストレーションを更に充実させ新たにレコーディングし、「交響詩ジャングル大帝2009年改訂版」としてリリースします。1965年当時は、技術的な限界により楽器の分離や距離感を意図通りにできず、ストーリー表現、楽器の紹介としての表現に物足りない部分がありましたが、今回は、最新のテクノロジーにより冨田勲が描いたイメージを完全に表現できた作品となりました。通常の2chステレオCDに加えて、5.1chサラウンドと静止画(16枚、LP発売当時、この交響詩のために手塚治虫が書き下ろしたもの)で構成されたDVDもついており、そこでは、楽器やストーリーを紹介するナレーションも収録。字幕とともに、教育効果をより高める作品になっています。DVDのナレーションは冨田勲氏の熱望でジャズ・シンガーの綾戸智恵が担当しています。人情味溢れる語りにご期待下さい。
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