メイシー・グレイと比肩されるハスキーな歌声が賞賛されると同時に、作詞×作曲×プロデュースも手掛けるなど、マルチな才能を発揮するニュー・ソウル実力派女性シンガー=エンダンビによる、名門スタックス移籍第1弾アルバム! (C)RS
JMD(2010/06/14)
エリカ・バドゥのバッキング・ヴォーカリストとして経験を積み、1999年に自らのレーベルから『Little Lost Girls Blues』をリリースし高い評価を得、2001年には2枚組の大作『Tunin Up & Cosingin』を発表し、作詞/作曲/プロデュースも手がけるなどマルチな才能を発揮したエンダンビ。メイシー・グレイ、ディアンジェロ、ミシェル・ンデゲオチェロらと共にニュー・ソウル実力派として賞賛される彼女のスタックス移籍第1弾となる通算4枚目のアルバム。
タワーレコード
ベティ・デイヴィスばりのジャケに〈オルタナ〉な何かを期待する人もいるだろうけど……ロッキッシュな表情も見せた前作やクロスオーヴァー路線から一転、この通算4作目は実にストレートなソウル・アルバムに! ソーラーで活躍した名匠レオン・シルヴァーズと組んだ成果か、ロッド・テンパートンらクインシー軍団が残した80年代前半の女声モノを思わせる端正な作りが麗しい。スタックス云々じゃなく傾聴すべき佳作だ。
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.315(2009年10月25日発行号)掲載)