ポップなヴォーカルとインダストリアルなノイズの崇高なまでの出会い!ロンドンを拠点に活動、BBCやNMEが太鼓判を押す超新星、サイケでエレクトロなポスト・ロック・ユニット=ザ・ビッグ・ピンクのファースト・アルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
サマソニ'09で初来日!UKで期待度1位の栄冠に輝いたポスト・ロック新人登場!歪んだピンク ―闇を裂くノイズ、壮大な甘美メロディが渦巻く最新鋭ポスト・ロックUKの音楽メディアがこぞって取り上げている新人2人組、ザ・ビッグ・ピンクがアルバム・デビュー!海外のフロアで、そしてここ日本でもクラブ・ヒットした「トゥー・ヤング・トゥ・ラヴ」やアンセム・ソング「ドミノズ」などが収録されているこの処女作は巨匠ミキサー、リッチ・コースティ(ミューズ、マイ・ケミカル・ロマンス、ブロック・パーティなど)と共にNYで制作。時に激しく展開していく無機質で重厚なリズム、何層にも重なったフィードバック・ギターとノイズの洪水、空間を引き伸ばす心地よいシンセ音、メランコリックな歌に壮大なコーラスはここ日本でも高い人気を誇っている。踊れるロック好きへの09年度、超推薦盤!
タワーレコード
【インタビュー要約】: @TOWER.JPをご覧の皆さん、こんにちは。ザ・ビッグ・ピンクです。僕たちのニュー・アルバム『ア・ブリーフ・ヒストリー・オブ・ラヴ』は10月14日に発売されます。僕たちにとって初めてのレコードで、愛をテーマにした曲がたくさんつまっているアルバムなんだ。皆に楽しんでもらえれば嬉しい。あと他の国では手に入らないスペシャルな曲も入っている。3曲のボーナス・トラックだ!だから買ってね!(笑)
タワーレコード
ポスト・シューゲイザーなバンドが続々と登場するなか、コクトー・ツインズやピクシーズを送り出したUKの老舗レーベル=4ADからアルバム・デビューを飾ったロンドン出身の2人組、ビッグ・ピンク。滝のように降り注ぐギター・ノイズとリヴァーブがたっぷり掛けられたナイーヴなヴォーカルは、まさに4ADらしいダークな耽美さを湛えている。しかし、彼らのサウンドの肝になっているのは重厚なビートだ。ヒップホップやテクノからも大きな影響を受けているらしく、ストーン・ローゼズやカサビアンらの系譜に連なる、レイヴ・ミュージックを吸収してきたUKロックの血をしっかりと継承。ニューレイヴもゴスもシューゲイザーも呑み込んだ漆黒の闇のなかで渦巻くグルーヴは、甘く危険な香りに満ちている。
bounce (C)村尾泰郎
タワーレコード(vol.315(2009年10月25日発行号)掲載)