ネプチューンズによる革新的なビートで、ヴァージニア・ビーチからヒップ・ホップ・シーンにムーヴメントを巻き起こしたクリプスが、遂にレジェンド=リック・ルービンをプロデュース陣に加え、カニエ・ウェストのゲスト参加も得て贈る、強力サード・アルバム! (C)RS
JMD(2010/06/14)
2001年、「Grindin'」の革新的ビートでHIP HOPシーンにムーヴメントを巻き起こしたクリプスが、あのリック・ルービンと最強タッグを組んで贈る、シーンの核心に打ち込む革新的サード・アルバム。プロデューサーにリック・ルービン他、ネプチューンズ、ティンバランド、デンジャハンズ、スコット・ストーチ、デーム・グリース、そしてカニエ・ウエストが名を連ねた強力盤。
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タワーレコード
前作『Hell Hath No Fury』がヒップホップ誌「XXL」で満点評価の〈XXL〉を獲得したり、地元クルーのリアップ・ギャングでもアルバムを発表するなど、ネプチューンズの後押しを受けて大ブレイクしたデビュー以降も上昇を続ける兄弟デュオのクリプス。この新作は、あの大御所リック・ルービンの招きで契約を交わしたコロムビアからのリリースだ。そのリックと盟友ファレルが総指揮にあたり、カニエやケリ・ヒルソン、リック・ロスなどゲストもこれまでになく豪華。余分な音数を削ぎ落とした初期のサウンド傾向はやや鳴りを潜め、メロウかつソウルフルなものに変化してはいるが、独特の粘っこい声質で掛け合うラップとパーカッシヴなビートが醸し出す中毒性の強いサウンドは相変わらず見事。必聴です!!
bounce (C)卯之田吉晴
タワーレコード(vol.317(2009年12月25日発行号)掲載)