ジャズとポップを自在に体現し、音楽シーンに旋風を巻き起こしてきたピアニスト、ロバート・グラスパーのアルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
ロバート・グラスパーのブルー・ノートからの第3作目となる2009年作品は、ジャズとヒップ・ホップを結び付けた、タイトル通り正に『DOUBLE BOOKED』なアルバム。前半は自身のピアノ・トリオでストレート・アヘッドなジャズを、後半は、Mos Def、Q Tip、The Rootsなどと共演する“The Robert Glasper Experiment”として、ヒップ・ホップ・サイドの楽曲を収録。後半にはMos Def、Bilalらが参加。
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タワーレコード
フライング・ロータスとのライヴ共演も話題を呼んだ、いまもっとも注目される気鋭のピアニストが2年ぶりにニュー・アルバムをリリース。繊細で美しいプレイが堪能できるアコースティックな〈ピアノ・トリオ〉編成と、ブルックリン録音によるヒップホップを基調とした〈エクスペリメント〉編成という2部構成にすることで、彼の二面性を端的に表現した一枚に仕上がっている。もっとも、その両面はそれぞれ独立しながらも、美しいメロディーやアンビエントなムード、ブラック・ミュージック特有のグルーヴといった共通点を持ち、それらが作品に深みを与えると共に彼のオリジナリティーも浮き彫りに。黒い音が好きなら迷わず聴くべし。モス・デフとビラルも参加してます。
bounce (C)藤井大樹
タワーレコード(vol.313(2009年08月25日発行号)掲載)
ジャズとヒップホップ、二つのフィールドで新たな伝説を刻もうとしているピアニスト、ロバート・グラスパーによるニューアルバム! 前半はアコースティックなピアノトリオでの演奏、後半はモス・デフをフィーチャーしたトラックで幕を開けます、エレクトリカルなバンド、Robert Glasper Experiment。2つのバンドで一つの作品に見事に仕上げていることこそが彼の真髄。素晴らしいテクニックとジャンルにとらわれる事なく磨かれたセンスが生み出した、美しくも刺激的な最先端NYスタイル・ミュージック。なんちゅうかっこよさ!
intoxicate (C)谷本真悟
タワーレコード(vol.81(2009年08月20日発行号)掲載)