アメリカが誇る国民的シンガー、ウィリー・ネルソンによる、ノラ・ジョーンズ、ダイアナ・クラール他が参加したスタンダード傑作集。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
グラミー受賞の大傑作『スターダスト』以来となるスタンダード・アルバム、その名も『American Classics』をジャズの名門<BLUE NOTE>よりリリース。ゲストにノラ・ジョーンズ、ダイアナ・クラールを迎えたデュエット曲も収録。プロデューサーにトミー・リピューマ、ストリングス・アレンジは伝説のジョニー・マンデルが担当。参加ミュージシャンも、ジョー・サンプル(p)、クリスチャン・マクブライド(b)、ルイス・ナッシュ(ds)、アンソニー・ウィルソン(g)、ミッキー・ラファエル(harm)と、この上ない豪華メンバーが揃いました。
タワーレコード
説明不要の大御所カントリー・シンガーが、ブルー・ノートに移籍してスタンダード集をリリース。シンプルなアコースティック・サウンドと甘美なストリングスが、心の芯まで温めてくれるような滋味深いウィリーの歌声を引き立てていて、素晴らしいヴォーカル・アルバムに仕上がっている。ゲストのダイアナ・クラールやノラ・ジョーンズも、懐深い主役の歌唱に抱かれるようにゆったりリラックスした印象だ。
bounce (C)鈴木智彦
タワーレコード(vol.314(2009年09月25日発行号)掲載)
共演作も含めてこの2年足らずで4枚ものアルバムを届けてくれるだなんて。精力的なのにもほどがある。ブルーノートからの本作は31年前の名盤『Stardust』のコンセプトを再現したもので、ジャズ・スタンダードを用いて歌手としての技量を試してみせた作品である。渋いとかいう賛辞、この人の前じゃあまり意味を成さないが、実際そんな溜め息しか出ない名唱が次々に。ダイアナ・クラール、ノラ・ジョーンズが彩りを添えるロマンティックなシーンも登場。そしてジョニー・マンデルのオーケストラ・アレンジも煌びやかで最高だ。
intoxicate (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.81(2009年08月20日発行号)掲載)