大御所、服部隆之が紡ぐ柔らかくかわいくも しっかりした、まさに、なサウンド！！傑作！！ 『大正野球娘。』（２００９） アニメ・サウンドトラック 音楽　服部隆之 監督・シリーズ構成　池端隆史（「げんしけん」１期、 「光と水のダフネ」「ぽてまよ」） アニメーション制作　J.C.STAFF 声の主演　伊藤かな恵、中原麻衣、能登麻美子 ズバリ、タイトル通り、男まさりの野球チームを 作った女学生たちのがんばり物語。音楽は、 しばらくアニメ音楽担当とはごぶさただったが、２００９年に 『ティアーズ・トゥ・ティアラ』担当でファンを驚かせた名匠 服部隆之。アニメの女の子ものといえば『シスプリ』な 隆之先生ですが、ファンみんながおそらくこれ目当てな 伊藤かな恵による「パイノパイノパイ」（時代を代表する 大衆歌！）のアレンジはもちろん、クラシカルなテイストを 基盤にしつつも、メロディアスで柔らかな、さすがなサウンド をドリーミィに聴かせてくれます。６曲目のスキャットは、今後、 いろんなところで使用されそうなユニークなキャッチーさ、 他にも、琴、ハープ、オンドマルトノ（これらの楽器のクレジット はないので、似せたシンセ演奏？）、ほかにも、とにかく かわいらしくもしっかりした、まさにこの物語ならではの サウンドを聴かせて最高です。キュートながら感動できる 傑作！！ (C)馬場敏裕