ケミカル・ブラザーズを始め、U2、AC/DC、エイコンなどのリミックスを手掛けるイタリアン・エレクトロ・デュオ、クルッカーズのデビュー・アルバム。HIP HOP等の影響を受け、ビートにフィジェット・ハウスの技巧をブレンドした絶妙の作品。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
フジロック’09出演!Kid Cudi“Day’N’Nite”のクルッカーズ・リミックスはUKシングルチャート2位、USシングルチャート3位を記録。ジャンルを超えて世界中を熱狂の渦に巻き込んでいる、狂ッカーズが遂にデビュー・アルバムをリリース。
08年に幕張メッセで行われた〈GAN-BAN NIGHT〉にて圧倒的な人気を集めたプレイが記憶に新しいPhraとBotのイタリアン・エレクトロ・デュオ。ハウス、ヒップホップ等の影響を受けたビートにフィジェット・ハウスの技巧をブレンド。2003年以降、それぞれの音楽背景を持ち寄り、誰もが虜になるびっくりするようなシンセ・ ポップを創り続けている。世界ではもちろん、日本のエレクトロやヒップホップのクラブでもヘヴィー・プレイされており、Will.I.Am(Black Eyed Peas)他大物アーティストをはじめ、すでに多くのクルッカーズ信者が世界中にいる。「Big Money Comin’」にはあのVERBAL(m-flo)をフィーチャー!
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タワーレコード
イタリア出身の2人組ってことで、最近ではブラッディ・ビートルーツ(覆面2人組)との同一人物疑惑も持ち上がっていたクルッカーズ。サザン・フライドやマッド・ディセントなどからシングルをリリースし、キッド・カディ“Day 'N' Night”のリミックスをUSとUKで大ヒットさせ、今年の〈フジロック〉にも参戦して……って、もういろんなところで名前の出まくってる彼らが、日本独自の編集盤をリリース。肝心の音はフィジェットっぽいエレクトロ・ハウスをベースに扇情的なシンセを効果的に配した旬の音になってまして、既発曲をメインにイッザ・キッザやワイリーらがラインナップ。デペッシュ・モードの“Just Can't Get Enough”をファンキ若大将のエドゥ・Kに歌わせてみたり、おもしろいこともやってます。
bounce (C)櫻井誠
タワーレコード(vol.314(2009年09月25日発行号)掲載)