ハードコアに、ヘヴィにダークに、そしてパワフルにブチかますマスター・ピース!UKパンクの正統継承者としてリスペクトされるギャロウズが、2006年リリース『Orchestra Of Wolves』に続いて放つセカンド・アルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
ギャロウズは、ここ数年の間でUKパンク/ハードコア・シーンから飛び出した最もエキサイティングなバンド。2005年初頭にロンドン近郊のウォトフォードで結成された5人組。06年にアルバム『Orchestra Of Wolves』でデビュー。Kerrang!やNMEなど、英国の主要誌が軒並み好意的な評価をし、注目を浴びた。ガレージや初期パンクの色を強く感じさせる、荒くれたロックンロールを持ち味とする。米国でも話題になり、名門レーベルであるEpitaphとの契約を獲得。本作では、よりパンクに、よりハードに、よりアグレッシヴに、危機に瀕したイギリスを痛烈に表現している。 プロデュースはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとの仕事で知られるGGGarth(ガース・リチャードソン)。今作では彼ら、ロンドンのRAKスタジオでのレコーディングの他、あのアビー・ロード・スタジオで33人編成のストリングス・セッションまでも行なった。
タワーレコード
腐敗しまくった社会に異を唱える、ギャロウズのメジャー2作目。デビュー時からブラッグ・フラッグのフォロワー的な扱いを受けてきた彼らだが、残虐なまでに切れ味を増したギターとそこに真正面からぶつかっていく咆哮には、本家にもまったく引けを取らない男気を感じる。〈灰色の英国〉と名付けられた今作で、バンドの掲げる〈ファッションではない、リアルなパンクの復権〉をいままさに成し遂げようとしているぞ。
bounce (C)平塚望
タワーレコード(vol.313(2009年08月25日発行号)掲載)