ウェイン・ショーター・クァルテットやチック・コリア・エレクトリック・バンドでも活躍する、アコースティックと6弦エレクトリック・ベースを自在に操る最高峰のジャズ・ベーシスト、ジョン・パティトゥッチの2009年作品。ジョー・ロヴァーノ~ブライアン・ブレイドとの豪華トリオで繰り広げる、これまで以上にシンプルで濃密なインタープレイ。『回想』という意味のアルバム・タイトル通り、セロニアス・モンク、ジョン・コルトレーン、フレディ・ハバード、ジョー・ヘンダーソンといった今は亡き先達たちへ捧げたオリジナル曲を多数収録。
タワーレコード
最近よく目にする、ジョン・バティトゥッチとブライアン・ブレイドのコンビ、3年振りのリーダー作となる今作にはジョー・ロバーノをフロントに迎えサックストリオ形式でのインタープレイ大会。セロニアス・モンク、ジョン・コルトレーン、ジョー・ヘンダーソン、フレディ・ハバードといった巨匠達に捧げられたオリジナル曲をメインに取り上げジェントルに演奏する3人のイマジネイション溢れる演奏は圧巻。名盤の雰囲気漂うこの作品は、21世紀の名盤として語り継がれる事必至の聞き逃して欲しくない一枚。
intoxicate (C)西野孝
タワーレコード(vol.81(2009年08月20日発行号)掲載)