ヨーコ・オノの芸術的意思を明確に反映したアルバム。前衛が基盤にありながらも、息子のショーン・レノンをバンド・リーダーに据え、小山田圭吾ことコーネリアスらの参加によりポップ・センスが注入されて、見事なまでのポップネス・アルバムに仕上がっている。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
コーネリアス全面参加!新生プラスティック・オノ・バンドの最高傑作!前衛的なサウンドが基盤にありながらも、ショーン・レノンと、コーネリアス・グループによるポップ・センスの注入により、見事なまでのポップネス・アルバムが完成!ヨーコの芸術的意思を明確にするようなこのアルバムの録音は、ニューヨークのSear Soundで行われた。ここではかつて、当時ジョン・レノンとの共作であるダブル・ファンタジーのレコーディングも行われたところで、ショーン・レノンはヨーコと共にこのアルバムのプロデューサーとして参加しており、日本のアバンギャルドなポップミュージシャン達とマンハッタンのアドリブ演奏家達をまとめる音楽的リーダーとしての役割を果たしている。とりわけ日本人メンバーは、チボマットの本田ユカ、コーネリアスの小山田圭吾、あらきゆうこ、清水ひろたか(以上、コーネリアス・グループ)。ヨーコは、2008年1月に行った東京でのライブで、彼らのパフォーマンスをとても気に入り、ニューヨークに招いてレコーディングを敢行した。日本盤のみのボーナストラック1曲収録。歌詞(ボーナス・トラック分含む)、本人他参加ミュージシャンコメント付。
タワーレコード
ショーン・レノン主宰のレーベル、キメラがリリースする記念すべき第一弾アーティストは、ショーンの母親、オノ・ヨーコ。注目すべきは、ジョン・レノンの死後、その名を封印されていたプラスティック・オノ・バンド名義だということだ。しかも、バンドの中核をなしているのは、小山田圭吾をはじめとするコーネリアス・グループと本田ユカ(チボ・マット)という日本人の新世代ミュージシャンたち。フリーキーでありながら、最高にグルーヴィーなバンド・サウンドを従えて、ヨーコのヴォイス・パフォーマンスが自在に飛び回る。
intoxicate (C)村尾泰郎
タワーレコード(vol.82(2009年10月10日発行号)掲載)
わずか6日間で16曲も書き上げたという、神懸かり的なテンションのヨーコ女史(76歳)による驚愕の新作。まず息を呑むのは、息子のショーン・レノンや本田ユカ、コーネリアスらが参加して繰り広げられる、エクスペリメンタル&ポップなサウンドスケープの素晴らしさ! そして、奇跡的なほどキュートでエロい女史のスキャットや、数曲で聴けるシュールすぎて悶絶必至の日本語詞! 2009年の私的裏ベストに確定です。
bounce (C)北爪啓之
タワーレコード(vol.314(2009年09月25日発行号)掲載)