ソウル×ジャズ×ロックとあらゆる音楽性を融合してスピリチュアルな高みを究めるエレクトロ/オルタナ・ロック・ユニット=ソウルセイヴァーズが、元クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのMark Laneganら、ゲスト・ヴォーカリストを迎えて贈るサード・アルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
こんな豪華な作品が生まれてよいのか!!!2年振りとなるソウルセイヴァーズのサード・アルバム『ブロークン』はスピリチュアライズドことジェイソン・ピアース、マーク・ラネガン(exスクリーミング・トゥリーズ)、ギビー・ヘインズ(バットホール・サーファーズ)、マイク・パットン、リチャード・ハーレイ等、超豪華メンツが参加した究極のロックアルバム!前作にも参加していた相性抜群のマーク・ラネガンによる激渋ヴォーカルと美しくも激しいギターのメロディーが最高にマッチ!「Death Bells」でのギビー・ヘインズ(バットホール・サーファーズ)に始まり、「Pharaohs Chariot」のジェイソン・ピアース、「Unbalanced Pieces」ではマイク・パットン、「Shadows Fall」ではバッキング・ヴォーカルにリチャード・ハーレイ、「Praying Ground」、「Rolling Sky」、「By My Side」では女性シンガー、レッド・ゴースト(ローザ・アゴスティーノ)がラネガンとコラボレーション!
タワーレコード
バットホール・サーファーズのギビーやスピリチュアライズド、マイク・パットンも参加したUKのプロダクション・チームによる新作。これが徹頭徹尾、男の哀愁を描いた内容でして。今回のムード作りにおいて重要な役割を担ったのが、大半の曲で激渋ヴォイスを披露しているマーク・ラネガン。やけっぱちのロックンロールも、寂れたピアノ・ワルツも、アダルトでダーティーで枯れていて……ここまで哀しいと涙も出ません。
bounce (C)山西絵美
タワーレコード(vol.313(2009年08月25日発行号)掲載)