トリッピーなフリージャズとオーガニック・ディスコが衝撃の核融合。我らがアンダーグラウンド・ヒーロー、アルツがローランド P. ヤングの『アイソフォニック・ブギ・ウギ』 を丸ごと大改造して再構築。千住宗臣氏(ex-ボアダムス)の生ドラム&パーカッションをフィーチャーし、DJ Kenseiも参加した、もはやリミックスなんて気安く呼べる次元ではない、ローランドと時空を越えて行ったクロスオーヴァー・ディープセッション。 これはアルツのアルバムであり、もうひとつの『アイソフォニック・ブギ・ウギ』だ!
タワーレコード
70年代後半に発表されたローランドP・ヤングによるスピリチュアル電子アフロ・ジャズのカルト名盤『Isophonic Boogie Woogie』を、リコンストラクト&リエディット。元BOREDOMSの千住宗臣がドラムを叩き、DJ KENSEIがスクラッチで参加したドラムンベース風味なナンバーなどおもしろネタが満載で、自身のオリジナルにも引けを取らない意欲作だ。ローランドとの時空を超えた濃密なサイケデリック・セッション!
bounce (C)田中将稔
タワーレコード(vol.313(2009年08月25日発行号)掲載)
変態という言葉に弱い変態音好きな方に是非! な一枚。SAX奏者ローランド・ヤングが70年代に自主制作したスピリチュアル・アンビエント・ジャズアルバムのレア盤をAltzがコズミックMIX!! 千住宗臣がドラムで参加のフリーVS変態な3曲目はSAX音がぐにょんぐにょんにねじ曲がり浮遊。拗音の波がアンビエンスに感じられるAltzの際どいMIXに降参! 5曲目はDJ KENSEI参加のジャズのかけらもないスクラッチング・ドラムンベースMIX! とても脳にくる脳で聴きたいトリップ盤。
intoxicate (C)今瑞穂
タワーレコード(vol.81(2009年08月20日発行号)掲載)