ベルリン・フィル127年の歴史に培われてきたブラームスを、ベルリン・フィルと演奏することは「他では決して得られない色彩を得ること」と語るラトルが、斬新なヴィジョンと解釈で聴かせる21世紀のブラームス。ラトル&ベルリン・フィルの輝かしい歴史に新たな1ページを刻む交響曲全集です。しかも、国内盤はHQCD仕様で交響曲全曲を収録したDVD付!
タワーレコード(2010/08/03)
指揮者サイモン・ラトルと、世界で最もブラームス的オーケストラと称されるベルリン・フィルとの組み合わせによる、ブラームスの交響曲全集録音盤。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
2008年9月、プロムスに於ける『ブラームス交響曲3番』の演奏は、その暖かい叙情的な音の流れ、そして構造的な確かさと一貫性に於いて、まことにブラームス的であり、その自然と呼応する音色の豊かさ、一糸乱れず聴衆を魅了する力はまことにベルリンのものである。しかし、スコアに誠実によりそいながら柔軟なテンポを操る音創りは、まことにラトルであった。(ファイナンシャル・タイム)
ラトルがベルリン・フィルを振った初めてのブラームス『ドイツ・レクイエム』が圧倒的な賞賛を得、グラミー賞とクラシックFM/グラモフォン賞の二冠を制したことは、サイモン・ラトルの名が必ずしもヨハネス・ブラームスを連想させるものではなかっただけに、より一層、意義深いものだった。
現在、サイモン・ラトルとベルリン・フィルはブラームスの交響曲全曲のディスク化に取り組んでいる。今回の音源は2008年秋にベルリンのフィルハーモニーでのコンサートを収録したものである。このコンサートについてディ・ツァイト紙は次のように評した。「サイモン・ラトルがとうとうベルリン・フィルと共にブラームスに挑戦を始めた。ラトルはフルトヴェングラーの荘厳さとカラヤンの華麗さを兼ね備えている」
このブラームス交響曲のコンサートは、ドイツの批評家たちから賞賛の言葉をひき寄せた演奏会だった。
「第4交響曲では、こんにちのオーケストラの、機敏な反応と、ほとんど描写なしの説明のような奏法が、すでに古典となって久しいこの曲からどんなものを引き出し得るのかを見せてくれる完璧な実例であった。特に終曲のパッサカリアはゆるぎのない洗練の音色と調和の取れた技巧の和音との絶妙なさじ加減の生み出した奇跡である。どうやらラトルはあの気難しいベルリンっ子たちをとうとう手なずけたようだ」(ディ・ヴェルト)
EMI Classics副社長兼A&Rのスティーヴン・ジョンズは次のようなコメントを寄せている。「サー・サイモン・ラトルとベルリン・フィルによるブラームス交響曲全曲演奏を、最新のレコーディングによってお届けできることを大変嬉しく思っています。ブラームスのシンフォニーはこのオーケストラにとって、レパートの上でも評価の上でもその核をなす音楽です。サー・サイモンの斬新なヴィジョンと音楽的解釈、オーケストラの卓越した技術と独特な音色、この二者の共演は、ブラームスの交響曲の録音史の新たな座標となるでしょう。それはまた、サー・サイモンにとっても、ベルリン・フィルにとっても、輝かしい履歴書に更に加わる重要な一ページに違いありません」
ブラームス交響曲の演奏とレコーディングにあたり、サー・サイモンはブラームスがベルリン・フィルの音と演奏スタイルにとって、その中核を成す音楽だということをよく理解していた。
「なんといっても、これらの曲は、まさにこのオーケストラが生まれた同時代に書かれているのです。オーケストラ結成後3年のうちに、これらをすべて演奏しています」
更に、ブラームス独特の音に関して、
「森の精神、彼方に響く角笛の音、そして森の色も・・・これらは、まさにドイツのエートスそのもの」と語る。………
[コメント提供;EMIジャパ
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発売・販売元 提供資料
ラトルとベルリン・フィル。確かに上手いんだけど何か一つ物足りないんだよな…こう感じていたリスナーの方は少なからずいるかと思うが、そのコンビが満を持してブラームスの交響曲を全曲リリースした。これは凄い! 今までの録音は何だったの?っていうほどにオケが鳴ってる!それは1950〜60年代のあの重厚な響きを髣髴とさせるサウンド。そしてラトルの繊細な音楽に見事応える首席奏者たちの卓越した表現力。ここは何が何でもDVD(4曲を全曲収録!)付き国内盤を手に入れることをお薦めする。
intoxicate (C)星野大介
タワーレコード(vol.81(2009年08月20日発行号)掲載)