砂原良徳のキャリア初となる、映画『ノーボーイズ、ノークライ』(公開:2009年夏/主演:妻夫木聡、ハ・ジョンウ)のオリジナル・サウンドトラック。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
その優美なフォルムで世界的な評価を獲得した「LOVEBEAT」(2001年)以来のオリジナル作品となる「No Boys, No Cry Original Sound Track」(※映画『ノーボーイズ、ノークライ』オリジナルサウンドトラック)です。ラストに収録の、iLLによる同映画の主題歌「Deadly Lovely」も砂原良徳のプロデュースとなります。キャリア初のサウンドトラックという事もあり、映画の各シーンを見ながら丹念に制作したというその内容に注目が集まります。
タワーレコード
傑作『LOVEBEAT』より8年ぶりとなる新作は、映画のサウンドトラック。アブストラクトな電子音響、コンボ風の生楽器をシミュレートしたもの、80年代の細野晴臣の映画音楽のようなトラック─小曲が中心であるが、どれも精緻に組み立てられていて無駄が無い。シンプルかつミクロスコピック、クリアーな解像度の音の粒子や残響が包み込むようで心地良い。シネマティックであり90年代のリスニング・テクノのようなエレクトロニック・ミュージックとしても楽しめるサウンド。センシティヴながら強度の高い優美さは魅惑的だ。
intoxicate (C)水上渉
タワーレコード(vol.81(2009年08月20日発行号)掲載)
8年ぶりのオリジナル作品は、映画「ノーボーイズ、ノークライ」のサントラ。映像と結び付くことで完成するような、アブストラクトな楽曲が多くを占めるなか、“Sunset Blue”のエレガントなハーモニーや“Transport”のミニマムな構築美などに、彼の作品を貫く強烈な個性が見て取れる。また、生楽器系のシンセ・サウンドを主軸にしたハイファイな音像が何とも新鮮だ。iLLが歌うダンサブルな映画主題歌も収録。
bounce (C)澤田大輔
タワーレコード(vol.312(2009年07月25日発行号)掲載)