2009年、クァンティック=ウィル・ホランドの新プロジェクト“クァンティック・アンド・ヒズ・コンボ・バルバロ”が始動。ウィルが移住した南米コロンビアで繰り広げられる、現地ミュージシャンとの共演により導き出されるトロピカル・ラテン・グルーヴ!参加メンバーは、アルフレッド・リナレス、フェルナンド・シルヴァ、フレディ・コロラード、シンガーのニディア・ゴンゴーラ、カビール、ファルーら、いずれも南米を代表する大御所、人気ミュージシャンばかり。更にブラジルの天才コンポーザー、アルチュール・ヴェロカイも作編曲で参加!アメリカ/ヨーロッパ外に眠るファンキー・ミュージック、ストリート・ミュージックを、クァンティック流のディープ・ファンク&ソウル、新たに生み出したサイケデリックで実験的でリズミカルなサウンド、そしてフォーキーなヴォーカルと融合させ、瑞々しいローカルな音楽の奥深さを詰め込んだ、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』にも匹敵する豪華な1枚です。
---
タワーレコード
常に新しい音楽作りを続け、ファンキーなラテン・ブレイクビーツ〜ニュー・ジャズの鬼才と目されてきたクァンティックことウィル・ホランド。2007年にコロンビアに移住して以降は、同地から受けた影響をクァンティック・ソウル・オーケストラやフラワーリング・インフェルノなどの各バンドで表現していた彼だが、それらの取り組みはこのニュー・プロジェクトで本格的に開花した。現地ミュージシャンを中心にしたコンボ・バーバロ(=非ヨーロッパ人たち)を従えた今作では、ラテンやカリブ音楽の味わいはもちろん、サイケやフォークの要素も包含したサウンドを、実に伸びやかな展開で聴かせてくれる。メンバーにマルコム・カットやアルチュール・ヴェロカイらが名を連ねているのもポイントだ。
bounce (C)ネイシャン
タワーレコード(vol.311(2009年06月25日発行号)掲載)
英【Tru Thoughts】の看板である若き天才クリエイター/DJ =クァンティックことウィル・ホランドが、移住先のコロンビアにて完成させた一世一代の大傑作。アルフレッド・リナレス等、当地の伝説的ミュージシャン達が繰り出す生粋のトロピカル・ラテン・グルーヴを、ウィルの若く鋭利な感性でフロアライクにまとめあげた本作には、互いの技とパッションに対する敬愛の念が満ち溢れている。まるで〈次代のブエナビスタ〉とでもいうべき素晴らしき魂の交感の記録だ。ストリングス・アレンジはブラジルの巨匠アルトゥール・ヴェロカイが担当。
intoxicate (C)田中幹也
タワーレコード(vol.80(2009年06月20日発行号)掲載)