2005年1月発売「モラトリアム」、2月発売「南風」の両シングルに続き3ヶ月連続リリースを締めくくるセカンド・アルバム。野性的な線の太さと繊細さが同居する藤巻のヴォーカル、神宮寺の華やかなドラミング、グルーヴを牽引する前田のベースが三位一体となった、新世代ギター・ロックを打ち立てた1枚。映画『亀は意外と速く泳ぐ』主題歌「南風」他、全12曲を収録。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
本当に偉い人は決して偉ぶったりしないように、彼らの歌は今日も僕の背中をそっと押してくれるだけ。どうやら、クラスに必ずいそうな親しみやすさたっぷりのこの3人組は、あまり3ピースという形にはこだわっていないようだ。むしろ、バンドの形態に対するこだわりのなさと、小林武史というこれ以上ない最上のポップ・ブレインを得ることで逆に〈バンド感〉が浮き彫りになっているのだからおもしろい。1年前に敢行したメンバーの母校・山梨県御坂中学校でのギグでも話題となった“3月9日”(まさに今作のリリース日!)、レミオ流“Strawberry Fields Forever”ともいえそうな“深呼吸”など、放課後の憂鬱とココロの天気模様をこんなにもリアルに感じさせる歌は希有です。美しく滑らかな放物線を描いて軽やかにハイ・ジャンプをキメた後の少し照れくさそうな顔がまたとってもレミオロメンらしい、思慮深いセカンド・アルバム。
bounce (C)佐々木 俊広
タワーレコード(2005年03月号掲載 (P64))