孤高のギター・ヒーロー、ベン・ハーパーの2006年発表の第7弾スタジオ・アルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
新世代、新感覚ブルース・ギター・ヒーロー、ベン・ハーパーの7作目となるスタジオ・アルバム。朋友ジャック・ジョンソンの大ヒットを受け、ワールド・ワイドで全てのボルテージが格段に上がった中でのリリース。ようやく時代がベンに微笑みかける!
タワーレコード
約3年ぶりとなるベン・ハーパーの新作は、グルーヴィーな楽曲とメロウな楽曲をそれぞれ収録した2枚組仕様。1枚のディスクに十分収まるヴォリューム(トータル60分強)なのだが、あえてこの形態でリリースするあたりにベンの力の入れようが窺える。70'sファンク臭が漂う表題曲や、〈カトリーナ〉について歌ったブルース・ナンバー“Black Rain”など、Disc-1では激しくて硬派なベンの側面を凝縮。一方のDisc-2は、昨年末に結婚式を挙げたばかりの彼だからこそ歌える感動のウェディング・ソング“Happy Everafter In Your Eyes”など、まるで耳元で囁かれているかのように優しくてロマンティックな楽曲がひしめく。このように一見相反する両サイドは、彼の魅力を語るうえで欠かせないもの。ここには怒りも悲しみも喜びも希望もすべてが共存しているのだ。サーフ・ロック勢からの羨望の眼差しを背に、〈神様〉は次なる高みへと到達した。
bounce (C)山西 絵美
タワーレコード(2006年04月号掲載 (P71))