スティーリー・ダンを彷彿とさせるスウェーデンのヤング・デュオ、スムース・リユニオンのアルバム。ポップスをベースにしながらもジャズ、フュージョンのスムースなエッセンスとソウル、R&Bフィーリングを導入したシティ・ポップ・サウンド。抜群の安定感と程よいヴィンテージ感も魅力であり、独特なライト・メロウでスムースな空間が広がる作品。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
スティーリー・ダン激似のスウェディッシュ・ヤング・デュオ!2007年のデビューEPが大きな話題を呼んだデュオ=スムース・リユニオン。ギター、ベース、キーボード、ヴォーカルをこなすジョセフと、ドラム、パーカッション、ヴォーカルをこなすサミュエルの二人を中心に、ホーン・セクション、コーラスなどを加えたサウンドは、抜群の安定感と程よいヴィンテージ感を持つ格別の耳ざわり。2人の共通のフェイヴァリットであり、最大の影響であるスティーリー・ダン-『エイジャ』~『ガウチョ』あたりの70年代末の絶頂期サウンド-をベースとしながらもジャズ、フュージョンのスムースなエッセンスと、ソウル、R&Bフィーリングの導入による極上のシティ・ポップを実に精緻に現代に蘇らせる。それに加え、若者らしい新鮮なタッチや、北欧らしい清潔感が加わる、ライト・メロウでスムースな21世紀のシティ・ポップ名盤がコレ!日本盤ボーナストラック収録。
タワーレコード
スウェーデンより清涼感たっぷりの音を聴かせてくれる2人組がデビュー。繊細なヴォーカルと絶妙なコーラス・ワークのマッチング、軽快でスムースなフュージョン風のギターやキーボードなどなど、ライト・メロウ好きのツボを押さえた楽曲からはいずれもスティーリー・ダンの影響が強く感じられる。新世代ならではのジャンルレスな感性によって生まれた本作は、21世紀のAOR名盤と呼ぶに相応しい仕上がりだ。
bounce (C)藤井大樹
タワーレコード(vol.312(2009年07月25日発行号)掲載)