1996年に他界したヒップホップ・アーティスト、2パックの生前に残した5枚のオリジナル・アルバムと、マキャヴェリ名義で死後2ヶ月にリリースされた『ザ・7デイ・セオリー』からのヒット曲他を収録したベスト・アルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
伝説は死なず!2Pacことトゥパック・アマル・シャクールは1971年、NY・ハーレムで生まれる。母親は過激な思想で知られる黒人政治団体ブラックパンサー党員でもあった。ギャングスタだった父親とは、14歳の時に初めて対面するが、その年に死亡。幼い頃から各地を渡り歩くなかで、人気グループ「デジタル・アンダーグラウンド」に出会い、ツアーに同行する。1991年にソロ・デビューと同時に、映画『ジュース』で俳優としても注目を集め、大成功を収めつつあったが、当時のHIPHOPシーンを取り巻く、様々な事件や抗争に巻き込まれていく。その後1996年、ラスヴェガスで銃撃され、惜しくも命を落としてしまう。享年25歳。この事件については様々な憶測を生んだが、真相・真犯人は解明されず、今なお2Pac生存説が囁かれているほど。このベスト・アルバムは、生前に残した6枚のオリジナル・アルバム(マキャヴェリ名義を含む)からのヒット曲に加え、未発表曲などレーベルの枠を超えて全25曲を収録している。事件から数年後に発売されたにもかかわらず、R&B/HIPHOPアルバム・チャートで初登場1位を獲得した。
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