邦楽シーンに新たな息吹きを吹き込むバンド、cutman-boocheのセカンド・アルバム。ウリョンのハスキーボイスでメロディーと詞世界をダイレクトに伝え、エレキベースと4つ打ちのキックドラムから生まれるドライブ感で今までの彼らのイメージを超えた作品。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
ウリョンのハスキー・ボイス、メロディと詞世界をダイレクトに伝える、エレクベースと四つ打ちのキックドラムから生まれるドライブ感が今までのカットマンのイメージを越えた、上田禎プロデュースによる名曲「サイクル」含む全13曲を収録したセカンド・アルバム。アルバム全体を通しても邦楽シーンに挑戦する3人の意思が随所に光る。これまで自らのプロデュースを絶対としていた制作活動だったが、信頼の置ける上田禎と3曲の制作。現世の名曲Coccoの「強く儚い者たち」のカバーにも挑戦し、武嶋聡(EGO-WRAPPIN'他)、浜野謙太(SAKEROCK)を客演として迎えています。
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タワーレコード
聴く者を鼓舞するような小宮山純平のドラムス、ウッドからエレキに持ち替えてキュンとするような儚いメロディーを弾き出す林周作のベース、そして繊細な表情のなかに芯の太さが感じられるウリョンのヴォーカル……どこから切っても“サイクル”は名曲。ブルースやソウルなど自身のルーツへの敬愛はそのままに、ロックへとシフト・チェンジしたニュー・アルバムは、リスナーの心へダイレクトに響いてきます。傑作!
bounce (C)斉藤ジョゼ
タワーレコード(vol.311(2009年06月25日発行号)掲載)