R&Bアイドル・グループ=イマチュアのフロントマンからソロ活動に転じたマーカス・ヒューストンが、見事なイケメンに成長。完成度の高いサウンドでクールに大人の愛を歌う第4弾アルバム。「アイ・ラブ・ハー feat.ジム・ジョーンズ」他を収録。 (C)RS
JMD(2010/06/17)
2000年初頭に起こった新たなティーン・アーティスト達によるヤング・アーバン・ムーヴメントから遡る事10年、90年代初頭に、そのきっかけとなった伝説のグループがいた。R&B本来の完成度の高い大人のサウンドをそのまま子供が演るという画期的なグループイマチュア。そのグループのフロントマンとして11歳でデビューしたのが他ならぬマーカス・ヒューストン。その後、彼はソロとなりキッズ~ヤング・アーバン・シーンのフロントマンを経て今、ミスター・アーバンとしてシーンの中心に君臨。ソロ活動のイントロダクションとなったファースト・アルバム『HM』、自らの男をさらけ出したセカンド『ネイキッド』、ヴェテランの道へと歩み始めたヤング・アーバン最終章『ヴェテラン』、そして2009年、4作目となる『ミスター』をリリース。彼がその後に登場した今をときめくR&Bシンガー達に多大な影響を与えた事は言うまでもない。マーカス・ヒューストンが今、自身に称号を与えシーンの中心で大人の愛を唄う。
タワーレコード
『Veteran』を越えた〈Mr.〉……セクシーR&Bの人気シンガーによるソロ4作目は、より大人っぽいアーバン・チューンをスムースに聴かせるロマンティックな仕上がりに。オートチューンに彩られたジム・ジョーンズ参加の冒頭曲“I Love Her”なんかは今様のテイストだが、基本は流行りに囚われない落ち着いたミディアムをメインに据えた作りで、後半にはアコギ曲なんかもアリ。しっとり濡れちゃってください。
bounce (C)池田貴洋
タワーレコード(vol.314(2009年09月25日発行号)掲載)